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傑作ゾンビ映画に登場する兵器

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ジョージ・A・ロメロ監督が低予算で製作したながら、大ヒットを記録したゾンビ映画の金字塔とも言うべき作品。
死者が蘇りゾンビとなり、襲われた人々もゾンビ化して鼠算式に数を増やし人類社会を呑み込んで行く、ゾンビ映画の基本的なフォーマットを作り出した本作。
幾度も放送された為、視聴した事のある方々も多いのでは無いでしょうか?

今回はストーリー等の解説では無く、映画の1場面に登場する兵器について紹介させて頂きたいと思います。

目次

その兵器とは?

その兵器が登場するのは、主人公達が崩壊する都市からヘリコプターで脱出してカナダ方面に向けて飛行している最中に目撃した、アメリカ軍とハンター達の合同部隊によるゾンビの掃討作戦の場面。
初見の時に珍しい兵器が出てるなと思ったのを覚えています。

後方に設けられた休憩所にて寛ぐ掃討部隊の人々のシーンの中の一部で、車両によって牽引される1門の小振りな榴弾砲が登場します。
放映当時の標準的榴弾砲であった105ミリ榴弾砲と比較してでさえ、明らかに小振りに見える榴弾砲、その正体は、M116 75mm榴弾砲パックハウザーです。

伝統的に火力信奉国であるソ連を除いた他国に先んじて、主力榴弾砲を105ミリ榴弾砲に切り替えていたアメリカ軍。部隊特性上大型の火砲の運用が困難な空挺部隊や山岳部隊、他国への供与等に使用する為に75ミリ榴弾砲の生産も行っており、それが作中にて登場したM116でした。

US War Department., Public domain, via Wikimedia Commons

作中での登場シーン

作中ではトラックによって牽引されており、撮影された場所がアメリカ国内である事や撮影された時期等を考えれば、恐らく州兵が使用していた物か、礼砲として運用されていた運搬シーンを使用した物だと推測されますが、正確な由来については不明となっています。
本作品はかなりの低予算製作であり、休憩所のシーンも実際に行われていたフェスティバルを撮影していたとされているので恐らくは無許可だったのでしょう。

砲兵火力を重視していち早く105ミリ榴弾砲を標準的火砲として運用していたアメリカ軍、75ミリ榴弾砲M116パックハウザーは余り知られていない一種の兵器であり、映画等に登場する事もあまり無い珍しい兵器です。

作中に登場した本砲は牽引されるシーンのみで実際に砲撃する場面は存在していませんが、そもそも本砲が映画に登場する事そのものが珍しく、車両に牽引される姿を見られるのはほぼ皆無と言って良いと思います。

この映画を見る機会があれば車両に牽引される本砲の登場シーンに注目して見て頂いても、良いのでないかと。

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