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ベレッタM92Fの思い出

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イタリア ベレッタ社のモデル92・・・トイガン好きで、見たことがない人はいないと言えるくらいポピュラーなモデル。
そんなM92Fを愛し続ける私の思い出。

目次

始めての出会い

人生で初めて、ブローバック式のガスガンを触ったのは17歳の時。
高校の部活で自主製作映画撮影の際、小道具として渡されたのが先輩の所有するガスガンだった。

それまでは10歳用のチープなエアーコッキングのオートマグⅢ。カシャカシャと音を立てる電動ブローバック、いわゆる電ブロのP99。小学生のお財布にも優しいミニ電動ガンのA4とUZI、そしてBOYSのM4を実銃と同じ寸法と誤認識した上で持っていただけだった。

最初の出会い・・・と書くとロマンチックに聞こえるが、文字通り私とガスブローバックの出会いは衝撃的だった。なにせ「痛い!」である。
黒歴史も真っ青になるレベルのチープな自主製作映画の撮影中、ゴーグルもせず、肌むき出しの二の腕に悪ノリした先輩が撃ったBB弾が直撃した。オオスズメバチにでも刺されたのかと思った。それぐらい強烈だった。
それまで経験した撃ち合いなんて、深夜の公園で0.12gのプラ弾を10歳用エアガンでパチパチ撃ち合う程度のもの。その記憶に比べると、18歳以上用エアガンの威力の何と恐ろしいことか。

先輩が持っていたエアガンが、まだ規制前の遺物じゃなかっただけマシであるが・・・。
撃たれたことに驚くと同時に、これだけの威力のエアガンがあると知った私は、痛みも忘れてエアガンに夢中になった。それが17歳の夏である。

世界のカリスマGUNバイブル

それからの1年は、大阪、日本橋や三宮の某量販店Joshinに通い、18歳になったらどの銃を買おうかずっと悩んでいた。なにせ、ショーケースの中で格好良く展示されているものは全て、自分が買えない存在な訳で。値段こそ手は届くものの、可動ギミックの少ない固定ガスガンですら遠い存在に見えた。

そんな中、私をさらに沼に引き込んだのがコンビニで見つけた書籍「世界のカリスマGUNバイブル」である。3秒立ち読みして、そのままレジに持って行ったのを覚えている。この書籍のおかげで、今の自分のミリタリー知識の基盤が形成されたといっても過言ではない。
書籍の中では、今でいうMEDIA GUN DATABASEの様に、映画やゲーム、漫画にアニメ、各作品の中で特徴的な演出がある銃がピックアップされ、これまた男子の心をくすぐる煽り文で格好良く見せつけてくる。

ベレッタ・モデル92

そこで、目を付けたのが「ベレッタ・モデル92」。
予算的には1万円がギリギリだった。まだ時給600円は当たり前、750円がトップクラスという相場の中で、今はつぶれてしまった地元の飲食店で週1勤務の高校生。

当時は「遊戯王」が大流行しており、エアガンの市場相場とかけ離れた趣味に少ないバイト代を費やしていたため、貯金癖のない自分は誕生日用に捻出できる予算は月末に支払われるバイト代全額が上限。
長い苦悩と時宜に等しいバイトの末、18歳誕生日に学校を休んで、入念なリサーチから当日の価格が一番安かった日本橋の某店に馳せ参じた。今でも覚えている税込で9,800円、なけなし予算から諭吉一人が犠牲となり、残ったものは100円玉2枚。

だがしかし社会人になると忙しくなり、その存在は忘れ去れていったのだ。

92F復活

そんな相棒を7年ぶりに引っ張り出し、清掃、パーツ交換、そして貧乏くさいアルミテープ補修の末、弾速を53m/sから76m/sへと返り咲かせた。
きっかけは社会人となり30歳を超え、懐かしの高校映画部の同窓会だ。当時の小道具であったベレッタとともに、お遊びのような撮影現場にクランクインし、楽しく和気あいあいと懐かしの時間が過ぎた。
しかし同窓会を終えると同時に私の中に浮かんだのは「この銃と、もう一度サバゲーで戦いたい」という熱い感情だ。

いくら初速が実用的になったとはいえ、13年経過した過去の遺物、ホップだけがどうしても戻らず、飛距離は20mぐらい。近接戦闘用にしかならないものの、長い間、握りしめたグリップはこれ以上なく馴染んでいる。

もともと近接戦を苦手としていた自分だったが、飛距離20mの相棒のため開幕ダッシュからの裏取りという、今までの自分からはありえないスタイルに切り替えた。これがなかなか面白い。
不用意に突出しすぎると味方との連携もなくなり、ハチの巣になるだけだが、味方との距離もそこそこに、敵の最前線と同じラインまで来たら緩やかに足音を潜ませる。
バリケードの裏の気配を慎重に探り、大外から極力相手の横腹を目指して中央に移動する。たまたま、フィールドの愛称と自分のポジション取りがハマったのだろう。面白いほど敵の背後をつく事が出来た。

20代前半の時のような体力は持たないため、ダッシュを繰り返すと休憩も多めに欲しくなるところだが、脳内のアドレナリンは過去最高に出ていたと思う。

これから

何度も周囲から「それを修理するくらいなら新品を買った方が早い」と言われたベレッタだが、は意外な形で私に新しい楽しみを与えてくれた。

これを機会にサバゲに復帰し、これからのサバゲーライフで活躍の場を共に模索していきたい。

※画像はイメージです。

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