今回紹介する作品は、1984年に東映によって放映された特撮ヒーロー作品である「星雲仮面マシンマン」を紹介したいと思います。
主人公のニックは地球よりも科学力が進んでいたプレアデス星団惑星・アイビー星の住人で、太陽系についての大学卒業論文を作成する為に各惑星を渡り歩いていました。
■ 「高瀬健」こと プレアデス星団惑星・アイビー星人 ニック
そしてふと立ち寄った地球の事に付いて論文を纏める為に、「高瀬健」として地球人である週刊誌「週刊ヒット」編集部の美人カメラウーマン葉山真紀と知り合い、地球人の研究を進めていく彼ですが、地球には悪の天才科学者が悪事を働いていました。
■「週刊ヒット」編集部 美人カメラウーマン「葉山真紀」
子ども嫌いな天才科学者プロフェッサーK。
彼の趣味は子ども達をいじめる為に超科学を使って子ども達を苦しめていました。
■「秘密組織テンタクル」の「プロフェッサーK」
その事実を知ったニックは、本来の地球の滞在期間は7日をだったのを延長して留まる事にし、高瀬健として素性を隠しつつ、正義味方「星雲仮面マシンマン」としてプロフェッサーK率いる「秘密組織テンタクル」と戦う事を決意するのです。
著者はこの作品の中で、何故かプロフェッサーKが結成したテンタクルに変な愛着を持っていました。
何故なら、世界征服が出来る程の科学力と軍事力を持っていながら、やる事と言えば「子どもに対する嫌がらせ」のみと才能の無駄遣いを当たり前の様に行い、また子どもを困らせる悪人を雇い入れる為には幾らかかっても構わないと豊富な資金を抱えているなど、世界征服を目指すことなく、姪の「レディーM」と共に子どもの嫌がらせとマシンマン打倒に燃える彼の存在感が非常に好きでした。
でもマシンマンの着るウォーリアスーツに惹かれるものもあり、その戦闘力に脱帽していた記憶もあります。
なにせ最高時速80kmで走る事が可能で、その速度での強大な跳躍力を持ち、60階建てのビルをひとっ飛び、どんな弾丸にも耐える強度を誇ると、おはがきコーナーで解説されている時は非常に心が弾んだ記憶があります。
またマスクから口の下が露出しており、ライダーマンみたいな斬新感のあるその姿に当時は夢中になって彼の活躍を見ていました。
シリアスな雰囲気はあるも、どこかコメディタッチで描かれるマシンマンはいつも放映が楽しみな特撮番組の一つでした。
卒業論文と子どもを守る為に戦うヒーローと、子供を泣かすだけに悪事を働く、変に優しい悪の組織。
こんな番組がまたやってくれればと思います。
昔、特撮系のヒーローに憧れ、色々なグッズを持っていましたが、もう残っている当時のグッズは無く、あれはどこに行ってしまったのかと考える事があります。
失ったオモチャの事を気にかけるライターですが、宜しくお願いいたします。
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