さて皆さんは初めて自分が購入したプラモデルを覚えていますか?
箱に入ったばらばらのパーツを組み上げて、一つの形に創り上げていく、あの独特な楽しさは、いつ何時になっても、歳を重ねても、忘れられるものではありません。
そんな私が人生で最初に買ったプラモデルは、機動戦士ガンダムのプラモデルでした。
普通なら主人公の機体である「ガンダム」を購入するモノですが、私が最初に購入した最初の機体はガンダムではなく、ジオン公国の「マゼラ・アタック」でした。
マゼラ・アタック?!
さて「マゼラ・アタック」とはと、疑問符を浮かべている方がいると思うので、簡単な説明をさせていただきます。
「マゼラ・アタック」とは、ジオン公国軍が地球降下作戦において拡大してしまった戦線にて急遽戦線維持の為に開発した大型戦車であり、その全長10.2mと、実に大型な戦車として開発されました。
地球連邦との開戦からの膠着状態が続く地球圏の戦線の中で、ジオン公国の主力兵器であるザクなどはとても高価な機体であり、MS部隊編成はままなら無い状態でもあったからです。
しかし戦線の拡大に伴い急遽部隊の量を揃える事が急務だったジオン公国軍は、数を補う兵器として地上部隊用に運用を目的とした急増兵器を開発する事となり、その中で「マゼラ・アタック」は開発される事となりました。
ジオン公国軍の主力兵器であるザクの火力支援をメインにし、補助をコンセプトに開発された「マゼラ・アタック」は、自走砲としての側面で開発され、戦車と言うよりは自走砲として開発された機体でもありました。
マゼラ・アタック!!
またこの「マゼラ・アタック」はキャタピラ走行の下部「マゼラベース」と、VTOL機構を持つ砲塔である上部「マゼラトップ」で構成された機体であり、「マゼラトップ」の上部は航空機として飛行も可能な側面もあったのです。
しかし一度上部、下部共に分離してしまうと、専用設備の無い戦場においては上部下部の再接続はできず、運用の不備があり、また「マゼラトップ」の飛行時間は約5分しかないと、運用に多少の不備はあるものの、戦術の方法によっては驚異的な戦術を生み出す機体として活躍する事となる──
と、この「マゼラ・アタック」には、独特な要素のある設定があったのです。
マゼラ・アタック♡♡
当時はそんな設定は知る由も無く、組み立てた後は、なんども上部と下部を分離させ、遊んでいたものです。
またザクタンクを作るが為に「マゼラ・アタック」を最大10両そろえた記憶があります。
並べたマゼラ・アタックとクラブ・ガンナーを並べ、じっとそれを見つめるのが好きな、とても痛いミリオタな趣味がありました。
特に近所の砂場に行っては、マゼラ・アタックをおいて眺めると、うちでも外でも痛い遊びをしていたものです。
思った事を何でも!ネガティブOK!