呪術大国?!日本の代表呪術三選!

呪術・・・全世界に存在しほぼすべての文明において長く恐れられ、活用されてきた魔術の一つです。
日本においても例外ではなく、古来より日本独自の、もしくは大陸から伝来した道教や仏教系統の呪術が盛んにおこなわれてきました。
今回はそんな日本の呪術の中でも有名なものを三つ、紹介していきたいと思います。

形代・人形

古代より人の形に切られた紙や木片などは、身代わりになるという思想が世界各地に存在しておりました。
それらを呪術に転用したものも多く、有名なものだと後に紹介する『丑の刻参り』の藁人形もそうではないでしょうか。

祭事などにも多く使われ、現在でも残る『流し雛』の信仰も似たものだと言えるでしょう。
実際に平城京跡では、いくつもの木で出来た形代が見つかっており、中には釘を打ち込まれたものもあるそうです。

また刑事に関するものを扱う名例律には厭魅事の例として、人形の両目や心臓を釘で刺したり、両手を縛ったりして人を苦しめたり殺害することが書かれているそうなので実際にそういった用法で形代、人形を用いていたことがわかります。

丑の刻参り

一番有名な呪術ではないでしょうか。
白装束で頭にかぶった鉄輪にろうそくを刺して、口には刃物を加えつつ、夜中の丑の刻に藁人形にくぎを打ち込む・・・

なかなかな難易度を誇る呪術ではありますが、適当な神社の森などに足を運べば、くぎで打ち込まれた藁人形を見つけることができるというぐらいには現在でも信じられている利用度の高い呪術です。

もともとは平家物語劔巻に登場する「宇治の橋姫」の話が発端であり、橋姫が貴船の神に告げられた呪法が元となっております。
元の方法からはかなり簡略化されているものの、それでも七日間続ける必要や人に見られてはいけないなどの制約があるため、成就までは行きにくいとされています。

上記で紹介した人形や丑の刻などの中国由来の陰陽道など、様々な思想が合体した日本独自の呪術であり、ある意味宗教思想史としての日本の在り方も体現している呪術ともいえます。

指相識別之大事

最後に紹介するのは少しマイナーながら、面白い効果を持つ呪法を紹介します。
呪術を使用するにあたって、まず第一に必要なのは相手を特定することです。

名前はもちろん、相手の髪やつめなど、痕跡となるようなものを持っているかどうかという事は呪術において重要な問題となってきます。
だが相手が目に見えない、物質的な物ではない霊的な存在だった場合、どうやって呪術を行えばよいのでしょうか。

その時に用いられるのがこの「指相識別之大事」。
またの名を「九字御身大秘法口訣」とも言い、魔物を見ることができるというのである。

これが簡易になって民間に伝わったものとして、「狐の窓」と呼ばれるものがありますが日本ではむしろこちらの方が有名です。
呪術にはこういった、直接的な呪い以外にも、呪術に必要な何かを補佐する呪い(まじない)も多く存在していました。

いかがでしたか?
現代では縁遠いものとなってしまった呪術ですが、調べてみると色々と面白いものが出てきたりします。
これを機に皆さんも呪術を学んでみてはいかがでしょうか?

※画像はイメージです。

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