聖マラキの予言は偽にしては当たりすぎ?

カトリック教はキリスト教の一派でキリスト教は一神教なのですが、キリスト教布教に尽くしたとか、善い行いをした聖職者や信者を聖人と認定して、記念日も設けているのですね。
なので欧米のカトリック信者さんは、生まれた日がその聖人の記念日だったりすると聖人の名前を付けたりするそう。

ぶっちゃけ、2月14日のセント・バレンタインデーは古代ローマの殉教者バレンチノの記念日だし、サンタ・クロースは小アジアの殉教者がもとになっていて、3月17日はアイルランドにキリスト教をもたらした聖パトリックの記念日・・・あれですわ。

そして街の守護聖人とか、旅人の守護聖人、職業別に守護聖人もいて、なんと娼婦の守護聖人も存在するそう。
何が一神教やねん!というくらいで、毎月の守護聖人の日が書いてあるカレンダーまであります。

これはローマからヨーロッパへ布教する際に、その頃のヨーロッパで信仰されていた宗教に迎合するみたいな形で広まったからではということなんです。まあ日本でも仏教が入ってきた後、神仏習合が行われたことを思うとかなり大雑把な見方ですが、人々の素朴な信仰にこっそりと入り込むのが外来宗教なのかもしれないです。

ということで、聖マラキはアイルランドの聖職者で予言の才能があったということで「聖マラキの予言書」を残したと言われています。

この予言書が、なんと歴代のローマ教皇が誰になるか予言したものといわれているのですね。
マラキは12世紀の人で同時代人は何一つ言及していなかったが、死後4世紀半たってから、聖マラキが1143年からこの世の終わりに至るまでの111人の教皇のリストを残したと、ある修道僧によって発表されたのが「聖マラキの予言書」。

そのときは1590年、ウルバヌス7世没後、次の教皇を選出する直前だったので、バチカンは騒然、1143年から1590年までの教皇はぴたりと一致していたのでなおさらです。もちろん書かれているのは教皇の名前そのものではなく異名や、意味深な呼び方です。

たとえばハドリアヌス4世は「アルブの野より」とあり、この人がアルバノ枢機卿と呼ばれイギリスのアルバ村の出身だったとか、インノケンティウス3世は「シーニュを受けし伯爵」でシニィ伯爵家の一族であるなど解釈が必要とは言え、かなり納得できるものばかりだったよう。
この予言書はその後、偽書であるとか真偽をめぐって侃々諤々の議論の的となったということですが、しかしその後も現代に至るまで歴代教皇に異名が当てはまっているそう。

2代前のヨハネ・パウロ2世はバチカンから見て東にあるポーランド出身で労働階級の出身で「太陽の活動によって」で、先代のリタイヤしたベネディクト16世はカトリック最古のベネディクト修道会の出身でシンボルが「オリーブ」、ゆえに「オリーブの栄光」も納得でした。
そして現フランシスコ教皇こそが、聖マラキの予言書では最後のローマ教皇となっているということ。

「ローマ教皇庁が極限の迫害の中で、「ローマ人ペトロ」が着座。さまざまな苦難の中で多くの子羊を司牧。7つの丘の町は崩壊し、恐るべき審判が人々に下る」と、なんともおそろしい予言がされているのですね。
でフランシスコ教皇はアルゼンチンの出身で本名にペトロあり、そしてイタリアからの移民だということなので、またまたぴったりと当たっていることになりましょう。

そしてカトリック教会はじつは1990年代から大スキャンダルの渦中にあり、このことも予言とあてはまると言われています。
生涯独身を誓ったはずのカトリックの聖職者たちによる幼児虐待、ボーイスカウトや日曜学校や教会活動を利用した性的虐待などが露見して摘発され、何十年にもさかのぼって訴訟問題となり莫大な賠償金を払わざるを得ず、教会の威信はがた落ちになっているからです。

これは海外ニュースなどで知ったけれど、子供の頃にそういう目に遭ったために麻薬におぼれたり犯罪の道に走った人が多くあるということで、犯罪者の中でも幼児の性的虐待者は忌み嫌われる(刑務所で囚人に襲われて殺される率高し)最低の犯罪だということなんですね。
よくスイス銀行とCIAとバチカンと日本の宮内庁がすべての情報を開示すれば歴史が変わると言われていますが、素朴な庶民派のフランシスコ教皇、予言書にもあるカトリック教会未曽有の大混乱をどう導いていくのでしょうか?

※画像はイメージです。

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