海上自衛隊に配備されることになる、7隻目の新型イージス艦(8200トン)の命名・進水式が2018年7月30日に、ジャパンマリンユナイテッド横浜事業所(磯子工場)で行われました。
この海上自衛隊の新型イージス護衛艦は「まや」と命名され、今までの護衛艦にはなかった「共同交戦能力」の機能が実装されているといいます。
今後約1年をかけて艤装が施された、各種の試験や公試を経て、実際の就役は2020年3月が予定されていまう。調達費は約1680億円と言われています。
新型イージス護衛艦「まや」は、海上自衛隊の護衛艦として初となる「CEC(Cooperative Engagement Capability、共同交戦能力)」を実装した艦艇となっています。
これは、護衛艦や潜水艦、航空機などがの友軍同士の索敵機能を相互にネットワークで結び、それぞれが補足した敵の情報を共有しようとするシステムとなっています。この新機能によって、護衛艦単体では捕捉することが不可能だった超長距離(水平線以遠)の敵目標の情報についても、例えば友軍の航空機のレーダーが補足しさえすれば、そこで捕えられた敵の情報をリアルタイムで目標として識別することが可能で、自動で迎撃できるようになる仕組みとなっています。
このCECは当然、自衛隊のみにとどまらず、同盟国の間でのリンクも可能となるため、アメリカ軍やオーストラリア軍との情報共有も可能となるというものです。
アメリカ海軍は、すでにこの仕組みCECをイージス艦や早期警戒機導入しており、海上自衛隊では「まや」に続き、来年2019年に進水予定の「まや」2番艦にも実装するほか、航空自衛隊が導入予定である最新のE-2D早期警戒機への搭載も検討されていると言われています。
また、「まや」には日米で共同開発中の新型迎撃ミサイル「SM3ブロック2A」も就役当初から搭載する予定とされています。
新イージス艦「まや」進水=海上自衛隊 -youtube
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