東映版スパイダーマンをご存知ですか?

さえない青年が偶然に蜘蛛の能力を手に入れてしまい、ヒーローとなって活躍するアメコミの代表的なヒーロー「スパイダーマン」。
皆さんは昭和の時代に日本の特撮番組として、放送されていたのを御存じでしょうか?

(C) 1978 スパイダーマン Marvel Characters,Inc./ TOEI Company,Ltd.

日本で制作されたスパイダーマン

1978年、東映制作の特撮テレビドラマシリーズとして、スパイダーマンは製作され全41話構成として放映されました。
昭和の時代にアメコミヒーローが、お茶の間の子ども達の人気者として活躍していたのです。

さてここで気になるのは版権・・・どこかの国のようにパクリなのでは?と思われそうですが大丈夫。東映サイドとマーベル・コミックサイドで契約が交わされ、3年間の使用期間を設けて制作された特撮作品だったのです。

(C) 1978 スパイダーマン Marvel Characters,Inc./ TOEI Company,Ltd.

しかし、その製作は平坦なものではありませんでした・・・
今ではマーベルヒーローとアメコミのヒーローは有名になりましたが、昭和の時代ではほとんど知名度はありません。
かろうじてスーパーマンは映画化によって知名度があったのですが、まだまだアメコミが浸透するには早い時期でもあったのです。

(C) 1978 スパイダーマン Marvel Characters,Inc./ TOEI Company,Ltd.

インパクトのあるヒーローとしてアレンジ

インパクトあるヒーローを作りたい・・・そんな思惑の中でアメコミのヒーローとてしのて「スパイダーマン」ではなく、日本の東映版としてならではのアレンジをくわえた「スパイダーマン」を制作しようと計画は進んでいったのです。

まずスパイダーマンの個性を強めようとする試みがとられ、スパイダーマンは宇宙から来たスパイダー星人こと「ガリア」から、蜘蛛の能力を与えられ「超人スパイダーマン」になったと言う設定を付与されます。
地球征服を狙う「悪の組織 鉄十字団」と戦う山城拓也を主人公、スパイダー星の科学技術を収束させたガリアが乗っていた宇宙戦艦「マーベラー」が変形する、巨大ロボット「レオパルドン」を操り、鉄十字団と戦っていくといった、お得意のロボットアクションも織り交ぜた設定をついかしていくのでした。

後に日本がアレンジしたアクション、とくに巨大ロボット「レオパルドン」の存在を知った、原作者スタン・リー氏はこの無茶な改変に対して怒るどころか、興奮して大絶賛、アメコミ版の「スパイダーマン」にも巨大ロボット「レオパルドン」は逆輸入されたとか。

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当時の子供は・・・

スパイダーマンには名乗りの口上があり、当時はこれを真似する子どもが多く「地獄からの使者・スパイダーマン!」と、颯爽と登場する彼に夢中になったものです。でもセリフの活舌具合のせいか、近年でも「スパイダーマッ」と呼ばれ扱われ、あれはスパイダーマンではなく「スパイダーマッ」だと騒がれてしまう始末。

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いずれにしても彼が愛されている証拠でもあるのではないでしょうか?
今もなおも忘れられていないスパイダーマンの日本版。もしリメイクされるなら、また作ってほしい作品です。

イバ・ヨシアキ
子どもの頃は戦隊ヒーローに憧れを抱くものですが、私は戦隊よりも単独で活躍するヒーローが好きでした。
ボッチなヒーローが好きな、そしてマニアックなヒーローを紹介したいライターですがよろしくお願いいたします。

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