新進気鋭ミリタリープラモデルメーカー「モンモデル」1/35キングタイガーを作ってみた!

私が戦車模型にはまったのは、もう10年以上前になりますが、一世を風靡した食玩「ワールドタンクミュージアム」で超精密な小スケールの戦車を目にした時からです。
いい歳した大人が、食玩を求めてコンビニで大人買いをしていまいました。それほどまでに精密でリアルな戦車模型だったのです。戦車はその設計思想が開発国ごとに異なっていて、どの部分を切り取って見ても、その部分がそうなっている理由というものが必ずあることに気がつきました。ただ「カッコイイから」ではないのですね。その後、アニメの「ガールズ・アンド・パンツァー」人気で一気に戦車ブームが訪れたのは、多くの方が知っておられることでしょう。

今回、私が紹介したいのは、中国の新進気鋭のプラモデルメーカー「モンモデル」の1/35キングタイガーです。通の人なら「ティーガーⅡ」と呼ぶでしょうね。様々な国が、独自の設計思想の下、多様な形状の戦車を開発していた中で、やはり陸軍大国ドイツの戦車は「いかにも強そう」な戦車が多く、また実際に無敵と呼ばれるほど強力な戦車だったようです。そのドイツが第2次世界大戦で最後期に登場させたキングタイガーは、その比類ない火力と防御力、そして圧倒的な巨体から、連合国軍に非常に恐れられたようです。

さて、このキングタイガーの模型ですが、日本では昔はタミヤが出したものが一般的だったようです。しかし、なにぶんにも昔のキットなので、実車の研究が進んだ現在では、「ここは実際にはこんな形だった」とか、「この部分が再現されていない」等の問題が指摘されるようになりました。そこで最新技術を駆使して最新の考証の結果を注ぎ込んだ決定版的キットとして登場しました。最近の中国模型メーカーの技術の進歩は素晴らしく、このキットもとても良くできた製品です。完成してしまうと見えなくなるような所まで、きっちり作りこまれています。まさに実写のミニチュアです。

中国メーカー製の戦車キットは近年、様々な要因により値上がりが激しいのですが、このキットはお値段の方も控えめになっておりお財布に優しいです。でも、作るのはちょっと大変かもしれません。部品同士の合いは良いのですが、考証がしっかりしすぎているのが仇になっていて、部品の選択が必要なケースでは、「この時期、この戦場に出動したどこの部隊の第○○号車」を作るにはどのパーツを使えば良いのか、頭を悩ませることになります。できれば、資料となる本などが欲しいところです。戦車マニアの方ならば分かるのかもしれないですが、素人戦車モデラーには、これは敷居が高いです。資料本を買うにしても、大体その手の本って高価ですしね。

あと、このメーカーの特徴の1つに「成形色がオキサイドレッドになっている」ことがあって、これもちょっと敷居を上げています。ほとんどのミリタリーモデルは成形色がグレーなのですが、ここはいわゆる錆止めの色になっているのです。戦車は鉄でできているので、実車は工場で作られた後に錆止めを塗られるのですが、モンモデルのキットは、まさにこれを再現しているのです。これだけ見ると「すごいなー」なんですが、実際にプラモデルを作って塗装する時に、下地の色がグレーの方が色々と都合がいいのです。

発色の問題ですね。ですので、このモンモデルのキングタイガーは、塗装する際に、一度グレーのサーフェーサーを全体に塗る必要があります。サーフェーサーは、通常の塗料より塗膜が厚いです。それを塗ると、細かいディテールが埋もれてしまうこともあるんですね。だから、下地の色はグレーにして欲しかった所です。でも、完成したら、とても巨大で強そうな、考証もバッチリのキングタイガーがゲットできます。オススメです。

モンモデルからは、1/35のパンター戦車も発売になりました。これも最新考証が詰め込まれたすごいキットのようです。成形色はまたオキサイドレッドのようですが。でも私は結局買うでしょうね。戦車模型に興味のある方には、モンモデルは目が離せないメーカーになるでしょう。

30過ぎたいいトシをしてミリタリープラモデルに目覚め、財布の中身に心細い思いをしながら1/35スケールを中心に戦車模型を作っています。
素人モデラーですので、決して雑誌などの作例の様には作れませんけど、やっぱりカッコイイですね。戦車。
男のロマンを感じませんか?
最新情報をチェックしよう!