「ドラゴン退治には飽きた!」ファミコンRPG「メタルマックス」

ゲームの話

さて、今回ご紹介する作品は1991年にデーターイーストから発売されたRPG作品である「メタルマックス」について語りたいと思います。

この作品は、ファミコンの全盛期でもある1990年代の前半に発表されたRPGソフトでした。

当時のファミコンソフトは、あの「ドラゴンクエスト」の影響によって、空前絶後のRPGゲームのブームの時代ともなり、ファミコンソフトには、ドラゴンクエストの様なRPG作品が多く発表された時代でもあり、後の「ドラゴンクエスト」のライバルともなる「ファイナルファンタジー」も、そんな時代に発表されたソフトの一つでもあったのです。

(C) 1991 メタルマックス Data east / Crea-Tech

しかし、今回ご紹介するRPG作品である「メタルマックス」は、ドラゴンをクエストする作品でもなく、最後の幻想を追い求めるRPGではなく、鉄と錆の匂いを漂わせる、サイバーなRPGだったのです。

この作品は、RPGならファンタジーと定番が決まっていた業界の中で、あえてSF系のファンタジー作品として、核戦争によって荒廃した、破滅後の近未来の世界と、無法者がのさばり、それを狩る賞金稼ぎが活躍する西部劇のテイストと、独特な深みのある味の世界観を売りにし、当時のRPGにおいて縁の無い筈の現代兵器こと戦車や銃などを出し、戦車に乗ってミュータントやモンスターにサイボークと、凶悪な賞金首を狩っていき、ハンターとして活躍する主人公に視点を置いた、SF要素の強いRPG作品。

それが「メタルマックス」だったのです。

(C) 1991 メタルマックス Data east / Crea-Tech

当時において、このRPG作品は異色と異才の作品として見られていました。

なにせそれまでのRPGと言えば、必ず剣と魔法のファンタジーが支流となり、ドラゴンクエストとファイナルファンタジーの影響を受けた作品が多い中で、世紀末の世界観や戦車に兵器を出すRPGは異色中の異色とも言われていたのです。

それ故に、好き嫌いが激しく別れてしまう作品ではありましたが、筆者である私は、このゲームにどっぷりとハマてしまった一人でもあり、ドラゴンクエストやファイナルファンタジーよりも好きな作品でした……

(C) 1991 メタルマックス Data east / Crea-Tech

でもそれを言えば、ファイナルファンタジー派やドラゴンクエスト派から糾弾を受けてしまうので、この作品の事を語る事がはばかられていました。

私がメタルマックスで好きなのは、やはり銃が出て、しかも戦車に乗れる事が最大に魅力でもあったのです。

戦車でモンスターと戦うと、実に熱い展開で物語が進み、荒廃した近未来の社会で銃などを持ち戦う世界観。

(C) 1991 メタルマックス Data east / Crea-Tech

一人前のハンターを目指していた少年が、知らず知らずに、世界を救う戦いに巻き込まれていくと、当時のSFアニメ作品の様なノリが、とても好きでした。

特に、このゲームの最大のやり込み要素となるのは、戦車を自分好みにする事が出来る、プラモの魔改造の感覚で自分好みの戦車に改造できる部分にも、このゲームの魅力がありました。

(C) 1991 メタルマックス Data east / Crea-Tech

戦車を乗り回し、巨悪なモンスターを倒すと、実にミリタリー好きな筆者には、ドツボなRPGでもあり、ドラゴンクエストやファイナルファンタジーをプレイする度に、この時に戦車があればと、考えるようになるほどに、このメタルマックスにはハマったモノです。

最近ではRPGを嗜む間もなくなりましたが、私にとってはドラゴンクエストよりも、ファイナルファンタジーよりも、想いでの深い、RPG作品は、やはりこのメタルマックスですね。


Writing by イバ・ヨシアキ

子どもの頃、戦車などが非常に好きで、図工の時間に紙粘土で何かを作る時、必ずと言って良い程に戦車を作っていました。
ただ紙粘土を丸めて大小に乗せ、主砲とキャタピラを着ければ完成と、手抜き感がいささかありますが、夢中になって何台も作っていた記憶があります。
やはり戦車は数が多くなければ爽快感がありませんよねと言いたい、そんなライターですがよろしくお願いいたします。

(C) 1991 メタルマックス Data east / Crea-Tech