プレミアムバンダイで発売されたガンダム、MG 1/100 ガンダムF90(火星独立ジオン軍仕様)を素組みしてみました。
ガンダムF90火星独立ジオン軍仕様の立ち位置
原作 山口宏氏、作画 中原 れい氏による漫画「機動戦士ガンダムF90」に登場する敵ガンダムで、サイコガンダムのような大型の敵以外でのガンダム対ガンダムという構図としてはかなり古い段階のものとなっています。
現在ではテレビ作品の最後がガンダム対ガンダムというケースもありますが、90年代初頭からこのシーンの試みが行われていたことがわかります。
機動戦士ガンダム0083のガンダムGP01対ガンダムGP02のような、シルエットが全く異なるガンダム対ガンダムではないため、かなりデザインに変更が加えられガンダムF90火星独立ジオン軍仕様にはV字の角はありません。また、ガンダムF90と外見的に同じ部品がほぼないということもできます。
ガンダムF90火星独立ジオン軍仕様の特徴
ガンダムF90火星独立ジオン軍仕様は作中ではガンダムF90の特徴であるハードポイントに各種装備を装着させ、それぞれ異なる目的で運用できるという機能を一切使っていない、ある意味身も蓋もない機体となっています。ストーリー上ではガンダムF90はハードポイントの専用装備を混成した状態で決戦を迎えます。
武器は専用のビームライフル、グレネードランチャー、何故か一本に減ったビームサーベル、頭部バルカン砲となっていて、シールドも省略。作中では武装強化の特徴を使わなかった反面、疑似人格コンピューターC.A(シャア・アズナブルのことと思われます)を搭載している所がポイントですが、3倍のスピードを出したりはしません。
キットのガンダムF90火星独立ジオン軍仕様
ガンダムF90火星独立ジオン軍仕様はガンダムF90の一部部品を共通としたものとはなっていますが、フレームまで変更されていてほとんど別物となっています。ただしフレームや関節はABSのままです。
塗装が必要な箇所はほとんどなく、墨入れ、黒の塗装のみである程度仕上がります。シールは目の部分のみ、コーションマークなどのデカールも付属します。
ハードポイントに各種装備をつけるという遊びはほぼできず、ガンダムF90の手に持つタイプの武器を付け替えて楽しむことができる程度と言えるでしょう。また、設定的にはこの形態で決戦を終えているため、ここからさらに武装を追加したバージョンの登場の可能性は極めて低くなっていて、カラーバリエーションの登場もないと言ってよいでしょう。
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