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明治橋アンダーパスを考察

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神戸の国道2号線高架下を通る道路、通称「明治橋アンダーパス」。
薄暗く小さなその道路には、ある噂があります。

目次

明治橋アンダーパス

このアンダーパスは両方の出口の部分がほぼ直角に道路に面しています。
その昔、暴走族がトンネルを抜け、いかに速い速度でカーブを曲がりきれるかを競っていたそう。その為に「暴ヤン(暴走族ヤンキー)トンネル」とも呼ばれ、ここにはこんな噂話もあるのです。

バイクを二人乗りをしていた暴走族のカップルが警察に追われて、2号線を高速で逃げていた。
おそらく追手をまこうと側道へ入り込み、このアンダーパスに差し掛かった時、曲がりきれずにトンネル側壁に激突。
二人は亡くなってしまったそうです。

その後、いつからか、天井に「バイクで二人乗りする男女のシルエットのシミ」が浮き上がり、「そのシミを見たらカップルに連れていかれる」という噂が立ち始めたのでした。
他にも「トンネル前のカーブミラーに女性が映る」等の話もあって、地元では心霊スポットとして有名になった。

この事故がいつ起きたのか?本当に起きた事なのか?
疑問ではありますが、この話を聞いた父親が若いころから噂があり、神戸出身の40代~50代の方なら知ってる人が多い話なのは確かなのです。

そのシミは本当にあるのか?

シミが本当にあるのかといえば、確かに男女に見えるシミはあったのです!

そのシミをこの目で見たのは10年くらい前、当時お付き合いしていた彼がこの近辺に住んでいました。
その日、噂と同じように彼のバイクの後ろにまたがり、帰宅するとき、私を怖がらせようとして、わざとこのアンダーパスを通ったのです。

私は相当なチキンなので怖くて怖くてしょうがなかった・・・ですが時すでに遅し、アンダーパスに差し掛かり、直角のカーブを曲がると・・・見えてしまったんです。
予想以上に大きなはっきりとした白く浮き出たようなシルエットでした。

驚きのあまり彼の背中に強くしがみついた瞬間、もうアンダーパスを通過していました。
実際、今も生きていますので、連れて行かれるという噂は確かではないようです。

噂を考察してみた

側道に対して90度近い角を曲がるようにして入る、アンダーパスの距離は短く、あっという間に抜けてしまいます。
前述したように暴走族が度胸試しに使うほど、運転しづらい条件がそろっていて元々事故が多かったそうです。

そこに噂を聞いた事がある人が、あの大きなシミをみつけて驚いて、我に返った瞬間にはもう、トンネル先の側道にまた出てしまい曲がりきれない。もしくは、対向車に気づかず激突してしまう。
そんなことも重なり、カップルに連れて行かれるという噂がたったのかも?

そのシミは神戸市が何度も消そうとして何度も浮かび上がってくると言われていますが、シミは日々を伝わった水などで出来ると思います。壁や天井には補修の後が沢山あるように、上を通る車や横の路線からの振動で完全に修理するのは難しいとおもうので、常にシミができるでしょう。

結論は・・・

結論からすれば、たぶん過去になにか事故が起きたのだと思います。
その話が噂が誇張されて、心霊スポットとなり、シミがそういう風に見えるという勘違いなんじゃないでしょうか?
たしかにちょっと不気味で、あえて通る気も起きないような場所なんですよ。

気になる方はJR兵庫駅から徒歩15分くらいで見に行けますので、地域住民に配慮して騒がないように。
また内部は歩道と車道も別れていませんので、新しい噂の一部にならないようにくれぐれもお気をつけて。

※画像はイメージです。

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