今回は、2006年に発売されたマザーシリーズのラストとなる、任天堂ゲームボーイアドバンスソフト「マザー3」を紹介したいと思います。
マザー3とは?
この作品はマザーシリーズのラストとなる最終作であり、物語は前作のマザー2の世界観を共有しています。1994年にスーパーファミコン用ソフトとして製作開始するのですが、難航して12年も掛かってしまった。もしかしたらお蔵入りになっていたかもしれないRPGでもあります。
さてそんなシリーズ最後となる舞台は、場所も時代も全てが謎に包まれた島ノーウェア島から始まります。
この島で唯一の村であるタツマイリ村では、穏やかな生活が送られ、人々は平和に暮らしていました。
村に住む少年リュカは、兄クラウスと母親のヒナワと共に祖父のアレックのもとへ旅行に出掛け、父親フリントの待つ家に帰ろうとした中で、事件に巻き込まれてしまう事からストーリーは始まります。
ゲームの感想
この作品は章形式で、それぞれの登場人物の視点から物語が進んでいく形式で描かれていきます。マザーの新しい世界観が演出され、全体的に少しダークでホラーな雰囲気となっており、それまでのマザーとは違う空気にプレイヤーは驚きました。
登場人物に関わる人が非業の最後を遂げてしまい、されまでは比較的抑えられていた残酷な部分なども強調され、物語の雰囲気にどこか重い空気があった印象があります。
そしてネタバレとなるのですが、今作では前作のキャラ「ポーキ」が登場し、彼の陰謀によって踊らされ島の秘密を知る事となり、最後のラストは、まさに衝撃な内容で締めくくられ、筆者は唖然としたものです。
大人になる為に知らなければいけない残酷な事と、何かを知ってしまう事の恐ろしさを描いたような、このゲームを終えた後に感じたのは、大人になる寂しさだったのかと感じてしまいました。
今も鮮明にエンディングを覚えており、夢の終わりを感じてしまう、そんな作品でもあります。
(C) 2006 SHIGESATO ITOI / Nintendo (C) 2006 HAL Laboratory, Inc. / Nintendo.
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