昭和のプラモデルは難易度高い!
1983年発売のタミヤ1/12オートバイシリーズ、2ストバイクの名車ホンダMVX250Fを製作しました。
子どものころ挫折したプラモ製作に再挑戦!
今から約7年前に再生産されたタミヤの1/12オートバイシリーズ、Honda MVX250Fのプラモデルを入手。初版が1983年ですから、今から40年近く前に作られたプラモデルです。
このキット、実は非常に思い出のあるモデルなのです。筆者が子供のころに購入したのですが、当時はまだ製作技術もともなっていなかったので、最後まで完成させることが出来ずに悔しい思いをしました。だから今回はそのリベンジをかけての製作になります。
現代の製品にない、レトロプラモの難易度
しかし作り始めてみて、子供のころに作れなかった理由があらためて認識することになりました。細かな部品が多いエンジン部分を組み立てて、さらに複雑にリンクされたサスペンション回りと合わせてフレームにドッキングさせていきます。しかしこれらの部品を正確な位置決めをしながら組み立てるのが難儀で、どうしてもひずみが生じてしまいます。
正しく組み立てができないと、組み立て工程の後半で行う、カウルやタンクの取り付けができません。なるほど、これは組み立てになれない初心者に完成させるのは難しいものがあります。当時子供だった自分が作れないのも納得です。
複数の接着剤を適材適所に使い分け
これらも問題をクリアするため、たくさんの種類の接着剤を巧みに使い分けて組み立てを進めました。今回は主に使っているセメダイン製のプラモデル用接着剤のほかに、タミヤリモネンセメント、木工用ボンド、瞬間接着剤(低粘度)、エポキシ接着剤などです。
タンクなど、接合面の多い部品は、乾燥時間が遅いタミヤリモネンセメントを。クリアパーツの接着で、白化現象が起きにくい木工用ボンド、ミラーのアームやブレーキワイヤーなど細い部品は瞬間接着剤。フレームにカウルを取り付ける接着面は隙間が多いうえに点で接しているので、接着面積を確保しやすいエポキシ接着剤。
ホンダMVXの完成とあの頃の思い
こんな感じで適材適所に接着剤を使い分けることで、ホンダMVX250Fを最後まで作り上げることが出来ました。トリコロールカラーに塗装されたボディは存在感があり、完成度に満足しています。
40年前、クリスマスプレゼントで母に買ってもらった思い出のプラモデル。せっかくプレゼントしてくれたのに、当時は最後まで作ることが出来ず、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。それを大人になったいま、完成させることが出来て感慨深いものがあります。
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