神秘のヒマラヤ山脈一帯を間近に備えるミャンマー。この国には昔から、ビッグフットに似た二足歩行の伝説の怪物「ナトゥー」がいると言われています。
世界各国には同様の野人型UMAが数多存在するが、この怪物の正体は一体何なのか?
古代生物の類か?はたまた新種か?その謎に迫っていきます。
ミャンマーのビッグフット的存在ナトゥーとは
ナトゥーが何なのかというと、二足歩行の獣人型のUMAです。
アメリカのビッグフット、オーストラリアのヨーウィー、中国の野人「イエレン」など世界各国で似たようなUMAは目撃されているが、どれもこれも確固たる証拠がなく、解明には至っていません。
ナトゥーはそんな野人型UMAの一種で、ミャンマー国内の各州で頻繁に目撃され、人里離れた山間部を季節毎に移動しながら生息していると言われています。
ナトゥーの特徴
ナトゥーの特徴ですが、身長2メートル超、体重(推定)200~300kg。
二足歩行で人間でも猿でもなく、全身真っ黒の毛におおわれていて、顔の感じはわかりにくい、人間とは比較にならないほどの身体能力と怪力を持っている。
おおよそこんな感じで、ビッグフットと似ている部分も多いです。
ナトゥーの正体として考えられるもの
ナトゥーの正体として考えられるのが以下のような仮説が有力です。
- 古代霊長類ギガントピテクス説(約300万年前にアジア一帯で生息していた最大の霊長類)
- 原人の生き残り説
- 大きなヒマラヤ熊などを見間違えたという説
- 特殊な進化を遂げた類人猿説
- 空想、作り話説
どれも確証はなく、実際にいるとするならば、古代生物が何らかの要因で生き延び、特異な進化を遂げて生き残っていると考えるのが一番現実的ではないでしょうか。
300万年前にアジア一帯を牛耳っていた類人猿
実際に、ナトゥーが原人や古代類人猿の生き残りであるという説を後押しする事実があります。
ヒマラヤ山脈をはじめとするアジアの山間部一帯では、300万年前くらいに「ギガントピテクス」という史上最大の霊長類が生息していました。
ギガントピテクスは、身長3メートル、体重最大500kgほどだったといわれる大きな霊長類です。実際にアジア各地で化石も発見されていることから、この種がまだ少数ながら生き延びていてる可能性は否定できません。
特にミャンマーやタイの奥地などは、原始時代の原生林が手つかずで残っています。
ナトゥーは、これらの生物の末裔なのかもしれません。
藤岡弘探検隊シリーズでも取り上げられた
このナトゥーというUMAですが、国内では過去に俳優の藤岡弘が率いる「藤岡弘探検隊」で調査されたことで人気を博しました。
ミャンマーの奥地に分け入り、隊員の負傷、毒蛇の洗礼など、洞窟での捕獲失敗など、数々の苦難を突破しながらも最後は木製の檻の中にナトゥーらしき生物を生け捕りにしたのですが、真夜中に仲間ナトゥーの決死の突撃、頑丈な檻への補強をもってしても、ナトゥーらしき生物に罠を破壊されてしまいます。
結局、ナトゥーの正体を拝むことはできませんでしたが、冒険心をくすぐる素晴らしい探検ドキュメンタリーでした。
現在もナトゥーの正体は明かされていませんが、今後の調査で明らかにされるかもしれません。
※画像はイメージです。
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