さて今回は、「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の両さんの相棒的な存在であり、作中でお金持ちキャラクターの代名詞とも言える、中川圭一を紹介したいと思います。
中川圭一とは?
彼は世界規模で活躍する大企業・中川財閥の御曹司。警官でありながら、いくつもの会社を経営する社長と、とんでもない財力を持つ人物。また色々とハチャメチャな性格を時折に見せ、時にはシリアスで常識人、時にはギャグで非常識人の二枚目兼三枚目、こち亀の両さんの次に個性的なキャラクターでもあります。
何故か多くの兵器を個人で所有し、知識も豊富な兵器マニアでもあります。
初登場の頃と違う
筆者が彼を見て思い出すのは、やはり登場した第1話の頃。
派出所に訪れた際の中川はタクシーで訪れ、しかもツケで乗っていたと、後の大金持ちなイメージとは違う。
浮世離れした性格で警察官の服をダサいと言い、勝手に着替え、黄色と黒の線が目立つコスチュームで訪れ、しかも腰にはニューナンブではなく、ダーティーハリーの愛用の拳銃M29。幼い筆者には両さんよりも衝撃的な人物に見えました。
そして、ダーティーハリーを語るうえで熱くなり、手に構えたマグナムで何の関係の無い一般車を撃ち抜いてしまう。とんでもない事をしでかしてしまう、ハチャメチャな性格をしていたキャラクターだったと覚えています。
連載が進むにつれて、常識的で真面目な性格をしたキャラクターになっていき、どこか寂しい気持ちになっていたのですが、時折に見せてくれる、あのはっちゃけた性格が嬉しい演出にもなったものです。
中川といえば金持ち
特に中川を語るうえで忘れてはいけないのは、一国でも変えてしまうかもしれないほどのお金持ち。
しかも中川龍一郎と、彼の父親の存在感は、今も忘れられない印象を覚えています。なにせ72時間働けますかと、ブラック企業もまっさおなセリフを言い、ビルを飛び回り、ヘリから飛び降り、スパイさながらに働く、その姿が一番印象に残っております。
個性的な中川は、こち亀のもう一人の主役として、その存在感に魅力を感じます。
(C) こちら葛飾区亀有公園前派出所 秋本治・アトリエびーだま/集英社
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