数年前に不思議な体験をしました。
誰かに話してしまうとヤバいヤツと思われてしまいそうなので、今まで誰にも話さないようにしていた事をひとつ。
ある夜に起きた事?
ある日の深夜、自宅の寝室でふと目が覚めてしまうと、扉の方向から何かが私を観察しているような気配を感じました。そこには幼い頃から何かがある・・・いるような感じがする・・・いや・・・いると思うけれど誰もいない。
たぶん、ただ寝ぼけているからだろうと自分に言い聞かせて目を閉じた。
いつもはこれでお終いなのですが、この日に限って眠りにつけないどころか、その不気味な気配が次第に強くなり、いつしか寝室の扉の向こうで何かが音を立てはじめた。
恐ろしいけれど正体を暴いてみたい・・・なぜかそんな気持ちが沸き上がった。
私は恐怖に身を震わせ怯えながら足を踏み出し、ドアノブに手をかけゆっくりと回し、ゆっくり、そおっと扉を開いていくと、隙間から覗き込んでくるナニカと視線があってしまったのです。
私はムリヤリに扉を閉めて寝室の片隅に隠れると、何かがドアを開けようとしている。
その音を聞いただけで自分の中で何かが壊れたような感覚を覚え、恐怖のあまり声をあげて叫んだのですが、おかまいなしにドアが開き、暗闇の中に立つナニカが近づいてくる。
ナニカは自分に何か危害をくわえるのだろう・・・、もがき、叫び、抵抗したのですが、いつしかナニカの影におおわれてしまった。
その夢を見た原因は?
はっと気がつくと、私は病院のベッドにいました。
気が動転していましたが落ち着いてくる、と交通事故にあって骨折して入院していたのを思い出したのです。
私は自分が妄想を見ていたのだと、安心したような気持ちで眠りにつきました。
翌朝、なにか慌ただしい気配で目を覚まし、健診に来た看護婦さんに様子を伺うと、私の病室の廊下を挟んだ病室に入院しているおじいさんが昨夜、亡くなってしまったと聞かされました。
そのおじいさんとは入院してすぐに仲良くなり、毎日話をしていたのでビックリです。
それもベットから私の病室に這って向かうような体勢だったと聞かされて・・・あの夢を見た原因は、何かを伝えたかったのだろうか?と思うのです。
※画像はイメージです。
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