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中国海軍の最新鋭ミサイル駆逐艦「南昌」と戦艦「大和」の意外な共通点

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2020年1月12日、中国海軍の最新鋭ミサイル駆逐艦「南昌」が就役し、これまでに4隻の建造が判明している航空母艦を守る役割であることが報じられた。

この中国海軍の最新鋭の南昌、055型ミサイル駆逐艦と報じられているが、アメリカ海軍の分類上では巡洋艦と言われるほどの満載排水量は優に12,000トン以上と目される大型の水上戦闘艦だ。南昌は全長が182.6メートル、全幅が20.9メートルだが、前述のように巨大な満載排水量を誇り、所謂アジア諸国の駆逐艦としては最大の大きさを持つ艦艇となった。

■ 055型駆逐艦 イメージ星海军事 / CC BY-SA

こんな南昌だが、艦容のスペックを確認しているとふとその馬力に目がとまった。4基のガスタービンエンジンから発生する152,000馬力という出力は、意外な事に何とあの戦艦・大和と全く同じだ。大和が全長263メートルで満載排水量が67,000トンであることを考えると、如何に現代の艦艇が強力な機関を搭載しているのかと驚く。

それはさておき、何故何につけても力を誇示したがる中国が、ここまで満載排水量の大きな艦を自らは巡洋艦と呼ばず、駆逐艦と呼んでいるのかも不思議な気がする。まあ現在の艦艇の区分は第二次世界大戦依然と違い排水量だけでの区分はされなくなっているとは言え、これだけの規模の艦艇であれば自慢も含めていの一番にそう主張しそうだと思えてならなかった。

■ 旅滬型駆逐艦 (052型)
Eric Murata / Public domain

この055型ミサイル駆逐艦・南昌は、これまでの052型駆逐艦に比べて遙かに航続距離が長いとされており、いよいよ太平洋方面への空母打撃軍の編成に力をいれていると窺わせるものでもある。

加えて排水量の大きさもさることながら、垂直ミサイル発射装置・VLSを前方に64セル、後方に48セルの合計112セルと前級の052型の64セルから著しく強化しており、航空母艦の防衛任務を担う艦艇として侮れない兵装を実装していると言えそうだ。しかも同艦のVLSは対空・対潜・対地・対艦のすべての用途のミサイルに対応しているとされ、複数の攻撃主体への対応が可能とみられる。

このあたりの強力さを考慮すれば、費用的にも限られる日本としては潜水艦か空対艦ミサイルを強化して欲しいところだろう。

※画像はイメージです。

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