ナポレオンの予言と意外な人物像

ナポレオンって迷信深かったんですって、意外なお話をご紹介しますね。

ナポレオンはフランス革命後にヨーロッパを席巻した英雄ですが、やっぱりこれくらいの人となると、生まれる前からなんか予兆があったようなんです。

ナポレオンはイタリア領のちにフランス領になったコルシカ島の生まれです。
プロシア(ドイツ)のフリードリヒ大王が不思議な光る星の夢を見て、占星術師に夢占いをさせたところ、
「戦争の天才が生まれる、またはプロシア王国が他国に支配されるかの前兆、そして一時期に、その他国の軍人によって、プロシアの運命は危険にさらされるのでは」
という答えが出たということで、これが1769年8月16日の朝(ナポレオンの誕生日は8月15日)だったということです。

そしてあのノストラダムスは「諸世紀」の中で、
「イタリアの近く、一人の皇帝が生まれん。だが、なんたること。彼は、君主というより人殺しに近い」
という予言をしていて、ナポレオンを指しているといわれています。

他にも、フィリップ・ノエル・オリヴァリウスという占星術師が1542年に出した一冊の予言書には、偽書だといわれるほど詳しく、ナポレオンのことが予言されているのです。

イタリアの中央で、一人の天才がうまれるだろう。
この男は、若くして海より出でて、フランスに渡り、その国の言葉と習慣を身に着けるだろう。
多くの苦難を克服し、この男は、若くしてフランスの支配者になるだろう。
まず、イタリアの近くで戦いに参加するだろう、次に、海を越えて大いなる栄光の戦いに赴くであろう。
ついで再び、ローマの地にて戦うであろう、彼は法を制定し、混乱と恐怖をしずめ、かくして、民衆の支持を得て王のなかの王たる皇帝に選ばれるだろう。
各地で戦い、10年以上にわたって、諸国の王を撃破するだろう。彼は、大いなる町に至り、建築物、港、水道橋、運河を数多く築くだろう。
たった一人で、ローマ帝国と同様の偉業を成し遂げる。妻は2人。子はひとり。

さらには、その後のロシア遠征の失敗やエルバ島の島流しなども書かれていて、ナポレオン自身がこの予言書を読んで、ジョゼフィーヌにこれ僕のことなんだってと見せたということなんですね。

また、ナポレオンの生まれたコルシカ島は田舎だったせいもあって、乳母が悪魔祓いの術者でナポレオンも迷信深いところがあり、懐に手を入れていたのはお守りを握っているのだという説さえあるそう。

ナポレオンの最初の夫人のジョゼフィーヌにも、子供の頃に王妃より偉くなるという予言がされたという話があって、この女性かなり浮気者だったのですが、ナポレオンはラッキーアイテムみたいに思っていて離婚するときかなり迷ったといわれています。
そしてナポレオンは側近を決める時も、運が悪い奴か良い奴かで採用したとか、迷信深さを笑われたときには、「合理主義者というのはどうしようもない連中で、未知を恐れぬ奴は馬鹿者だ」と言ったとか。
自分にしか見えない星が見えている間は運が付いていると考えていて、レジオンドヌール勲章を制定したときも星をかたどったものだったという話なんです。

フランス革命後の混乱をおさめて旧体制を崩壊させて新しい時代へ導いたのが、ナポレオンの功績だと思うのですが、徹底した合理主義者かと思えば、まるでスポーツ選手のようにツキを信じていたみたい。
戴冠式の前に馬車の鷲の飾りが落ちたと、ワーテルローの戦いの前夜、黒猫が戦場を走り回っている夢を見た、戦いの前に馬から落ちた、これを悪いことの前兆として後世の歴史家とか占い師が言うならまだしも、ナポレオンご本人がそのたびに縁起が悪いと真っ青になっていたなんて、オカルトチックというよりかなり意外に思いましたです。

※画像はイメージです。

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