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「那須戦争博物館」那須はおしゃれなだけじゃない!

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那須といって皆さんが思い浮かべるのは、きっと観光でしょう。
観光目的で那須へ立ち寄った時、景色を眺めながら道路を通ると、戦闘機と「戦争博物館」の文字が・・・
私は興奮を隠せず、そのまま車を止めて立ち寄ってみました。

目次

那須戦争博物館とは

表には目を引く戦闘機、そして流れる渋い軍歌。この博物館は、館長が個人で築き上げた博物館。
「これが個人のコレクション?」と疑問に思うほどの貴重な展示物が並びます。
ちなみに入場料は1,000円。
ちょっと高いと感じる人も多いでしょうが、ここで得られる経験はプライスレスです。

博物館の中は

外には世界最大級の榴弾砲や砲弾、軍艦「志賀」の艦首など、まだ中に入っていないのに大迫力の品々が並びます。
まずは昭和の時代に使われていた家具や家電など、生活状況がうかがえるコーナーへ。
レトロな品々が並びます。

陸軍館

個人で収集された書物や、軍服がずらっと並びます。中には「愛国婦人会」や「大日本国防婦人会」のタスキも。
遺書や遺髪など、生々しいものも残っています。どんな気持ちで、愛する家族へ遺書を書いたのか。
どんな気持ちで、家族は遺書や遺髪を受け取ったのか。
考えさせられます。

海軍館

海軍館で一番目を引くのは、大きな大和の模型でしょうか。
軍服や銃の展示も多いです。
横井庄一さんの人形もあります。

最近では、「神風特別攻撃隊資料館」もできました。
こちらでは神風特攻隊に関する絵画や資料が集められています。
絵画からは、その狂気も、辛さも、たくさんの思いが伝わってきます。
どんな気持ちで飛び立ったのか、考えると胸が苦しくなります。

何故ここまでのコレクションを集めているのか

那須戦争博物館の館長は、故栗林白岳さんです。
その界隈では有名な方で生前は、毎年8月15日 乃木大将の服装で靖国神社にお参りされていました。

終戦を満州で迎え、シベリア抑留を経て、日本に帰国されました。
かつての出来事が忘れ去られようとしていて、当時生きた人たちの想いが消えてしまう。
そういった危機感を抱き、館長は私財を投じて、この博物館を立ち上げました。

かつての経験があるからこそ、この博物館ができました。
館長の思い、そして当時生きた人々の思いがつまった博物館です。
段々と戦争を経験した人々が亡くなっていく中、戦争を経験していない私たちは、こういった博物館から戦争を知ることしかできなくなります。

那須で観光したり、おしゃれなレストランを楽しんだり、そういったことをする人は多いですよね。
それは現代の日本が、そういったことができる環境だからこそ。
そしてその基礎を築いたのは、昔生きた人々が居たからこそです。
それを考えるためにも、ぜひ一度は、この博物館を訪れてもらいたいと思います。

施設案内

住所:栃木県那須郡那須町高久乙 2725
開館時間:4月~9月末 9:00~18:00 / 10月~3月末 9:00~17:00 / 年中無休
料金:大人1,000円 子どもは無料

廃墟や古い建物などノスタルジックなものが好きです。
小さいころに地元の廃遊園地を見て以来、そういったものに魅了されています。
最近は廃墟の観光地化も進んでいますね。何とも言えない気分です。

※訪問は2018年です。
※画像はイメージです。

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