確実に見えるわけではありませんが、そういったものを「感じやすい」体質で、時折り不可思議な現象に遭遇します。
これは今から10年ほど前、私は当時高校生で確か2年生でした・・・。
深夜に思いもしない来訪者の訪問があったとして、あなたはどう接しますか?
体調の悪い日だった
その日は朝から少し風邪っぽい体調で、なおかつ春休み直前ということもあり気分も乗らなかったこともあり、学校を休むことにしました。
昼前ぐらいまで眠り、今はなき「笑っていいとも」を鑑賞しながら昼食を食べ、いつもとは少し違う午後をゆったりと過ごしていると、夜には何事もなかったかよう体調が戻ったのでした。
眠れるかな?と思いながらべットに入るとあっさりと眠りについたのですが、昼寝をしていたせいもあったのでしょうか?
夜中にふっと目が冷めてしまったのです。
夜中の出来事
その時、ふっと、あの「て」の現象を体験するときによくある、つまり周りの音が全く消え無音になった。
「あ、なにか起こるかも」と思い少し身構えました。
多分・・・実際には5分も立っていなかったと思いますが、静寂はそれ以上に長く感じた時です。
風が吹いてないのに窓ガラスが揺れてガタガタと音を立て、それに呼応するかのごとく、学習机についていたガラスの引き戸や部屋の入口もまた、ガタガタと音を立て始めた。
あまりに突然のことに「はっ」と息を吐き、やり過ごそうと息を押し殺して目を閉じ、しばらくすると静寂が訪れました。
5分、10分もしかしたらもっと長い時間目を閉じていたのかもしれません。
「そろそろ大丈夫だろう」と目を開くと・・・天井になにか見えているように・・・見えるのです。
見えたもの
私は視力が悪く普段はメガネを掛けていたことから、「それ」をハッキリと見ることができず、つまり、よくわかりません。
目を閉じようにも、そのときには体の自由がきかず、その「なにか」・・・わからないものが、徐々に徐々にこちらへと近づいてきます。
鮮明に見える位置まで来たとき、「それ」は私の家にあるはずのない市松人形でした。
少女の顔をした市松人形は薄っすらと笑みを浮かべながら、さらにこちらに近づいてきます。
「はぁはぁはぁ」・・・理由は解りませんがこみ上げてくる恐怖に耐えながら、息にならない息を吐き、じっと耐えるしかありません。
市松人形の手が次第に上がってきて、私の顔をを触れた瞬間・・・「もうダメだ!」!!
あれはなんだったのだろう?
気づくと朝になっていました。
パジャマは汗でびっしょり濡れていて、恥ずかしながら下の方もお漏らししています。
母に話しても、私の気持ちも知らずに笑うばかり。
いったいなにか調べようにも調べる事すらできずにいます。
あれはいったいなんなのでしょう?
現在は、実家家から離れ一人暮らしをしているのですが、時々あの時と同じ気配を感じる事がああります。
あのときの深夜の来訪者は、間違いなく今も私を探しているのでしょう。
いつの日か再び訪ねてくると、私はどうなってしまうのでしょう?
※画像はイメージです。
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