MENU

日本にある人魚伝説とその真相

当サイトは「Googleアドセンス」や「アフィリエイトプログラム」に参加しており広告表示を含んでいます。

人魚といえば半人半魚の姿をした伝説の生き物で、上半身は女性の姿、下半身は魚のヒレがついているイメージが定着し、昔から世界各地において主に船乗りの目撃証言があります。

日本にも人魚伝説がありますがヨーロッパとは異なっており、見た目が美しくないものばかりですが現存して見学が可能です。
私の知っている事例を紹介します。

目次

天照教社の人魚

静岡県富士市の天照教社という神社では男性の人魚のミイラをお祀りしています。
この人魚のミイラは、漁師を営んでいた男が摂政を禁断されている聖地「琵琶湖」で漁をした慣れの果の姿。
その罪で神によって人魚にされてしまう最中、殺生の恐ろしさを醜い姿をもって語り継いで欲しいと、十七条憲法作成のために琵琶湖のほとりの石山寺に滞在していた聖徳太子に懇願しました。それからと言うもの手厚く供養しても怪異が起こし、お寺をたらい回しにされるのですが伊勢神宮の分社である天照教社に安置されたことによって異変は起こらなくなるのでした。

このミイラは予約が必要ですが一般公開されていて、参拝後に夢を見ると不老長寿や子宝に恵まれるそうですが、たしかに人魚の肉には不老不死の効果があるという言い伝えがあるのですが、子宝というのはいったい?
私としては、詳しくは書きませんが「インスマウスの影」を思い出してしまうのであります。

学文路苅萱堂の人魚

高野山の麓にある高野山真言宗の「西光寺」、その中の学文路苅萱堂に所蔵されています。

苅萱堂と苅萱道心の仏弟子「石童丸」についての解説は長くなるので割愛しますが、このお堂にはゆかりの数々の宝物が所蔵されている中の一つとして「人魚のミイラ」があるのです。
この人魚のミイラは日本書紀に記されている、現在の滋賀県、蒲生川で捕らわれた人魚の兄妹とされ、弘法大師のお供で高野山に入ったという言い伝えがあるのですが、おそらく天寿を全うしてミイラになったのでしょうか?

こちらのミイラも見学は可能で、事前に西光寺に問い合わせが必要との事です。
弘法大師のお供でこちらの来たという話が伝わっているのですが、足の部分はどう見てもヒレ・・・野暮な話はやめましょう。

人魚のミイラってなんだろう?

結論からすれば、まがい物であるという話を以前に本で読んだ事があります。
猿の上半身と魚を無理やり合成したものや紙や布に魚の皮を貼り付けたものなどが存在し、人魚以外にも河童、鬼や龍のミイラが製造されたようです。
その主な用途は江戸時代に西洋人向けなお土産物として販売され、イギリスやフランス等の博物館では今でも展示されているようです。
また海外では「ジェニー・ハニヴァー」と呼ばれ、古くからコレクターがいる人気の品だったりします。

オランダでは本物と勘違いされて一騒動あったようで。日本人の想像力と創作技術はこの頃から、一つ抜きん出ていたと言うことです。当時だから恐ろしい形相なのですが、今なら艶めかしい・・・自重します。

最後に一言ですが、有名コーヒーチェーンのロゴにも人魚が採用されており、身近なところで人魚を感じることができますよね?

※画像はイメージです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

どんな事でも感想を書いて!ネガティブも可!

コメントする

コメントは日本語で入力してください。(スパム対策)

目次