さて今回は、忍者を操り、敵地へと侵入し、標的を暗殺するアクションゲームである「ニンジャウォーリアーズ」を紹介したいと思います。
このゲームは、1988年にタイトーから発売されたアーケードゲームで、あの名作シューティングゲームである「ダライアス」の次に発表されたゲームです。
3画面搭載した大型筐体、タイトーサウンドチーム“ZUNTATA”によって制作された軽快なサウンドに、ウーファー搭載され激しい重低音が臨場感を高める、素晴らしいアクションゲームとして当時夢中になって遊んでいたものです。
でもリリース直後の頃は1プレイが200円から300円とお高く、痛い出費だったと他人様のプレイを後ろから覗いていた見物していた記憶があります。
またゲームの難易度も高めで、1ステージでいつもゲームオーバーと苦い思い出のあるゲームでもありました……
何せこのゲームは、玄人じゃないと対処できない程の敵の速度があり、最初は簡単に倒せても、後半になると後ろから前からと敵が訪れて、自分が操作する忍者が滅多打ちにあってしまうと、実に子どもには難しいゲームでもありました。
自分が操作する忍者は苦無しか持っておらず、また飛び道具に手裏剣などを装備していますが、数が限られており無限に使えないと、実に厳しい操作性があり難儀した記憶があります。
でも忍者の動きがカッコ良く、苦無で敵を倒しながら進むその姿は、いつも夢中になって見ていたものです。
さて、このゲームのストーリーは、洋画のSFモノみたく、実にシリアスな雰囲気で始まっていきました。
時は西暦1993年。
アメリカ合衆国の大統領へと就任した男は、邪悪な魔力を持つ魔導士であるバングラーによって支配され、アメリカは荒廃の一途を辿っていました……
アメリカを取り戻そうとする革命軍は、かつて東洋の島・日本で活躍していた忍者の戦闘能力をインプットしたサイボーグを作り、バングラー暗殺の命を与え、危険なる敵地へと送り込ませた──と、物語は進んでいきます。
軽快なサウンドと、敵を倒した時のリアルな断末魔に、苦無で切り裂く音と銃声に爆音と実にリアルな雰囲気に、ゲームではなく、アニメーションを見ている様な気分に浸りながら、このゲームを楽しんでいたものでした。
また主人公の忍者である二人もダメージを追う事で、サイボーグな部分が露出していき、メカっぽい露出があるなど、細かな演出に喜んでいたものです。
特に好きだったのは軍事基地のステージで、後半に敵が戦車で登場し、それを苦無で倒すと言った展開に熱いものを感じていたものです。
今ではその筐体すらも無く、ダライアスでも偶然見つかれば幸運な今日この頃。
今、あのゲームをプレイしたら何面までいけるのかと、挑戦したい作品でもあります。
ニンジャウォリアーズAC版 THE NINJAWARRIORS -youtube
忍者は昔から好きで、千葉真一の「影の軍団」などよく見ていたものです。
子どもの頃は忍者ごっこをして木から木へと飛び移りたかったのですが、運動神経が無いゆえに、木登りすら出来ない体たらく。
大人になった今も、木登りが出来ないライターですが、宜しくお願い致します。
思った事を何でも!ネガティブOK!