私が小学生の頃、祖母といると心が落ち着き、私は休みの度に祖母の家に泊まりに行っていました。
目次
ある日のこと
その日も、いつもと同じようにご飯を食べて談笑し、夜遅くまでテレビを見た後、気絶するように眠りについたのでした。
なぜかは解りませんがぱっと目が覚めまし、朝かなと思って窓から外を見るとまだ真っ暗闇が広がっています。
また寝ようと思って目を閉じようとした時、部屋の外に何かの気配を感じたのです。
恐る恐る気配のする方向を見ると、そこには祖母がじっと立っていました。
「何だ・・・ばあちゃんか・・・」
なんであんなとこで立ち尽くしてるんだろう?早く寝ればいいのに・・・と思い、たぶん寝ぼけているのだろうから、声をかけなくても、いずれ寝るだろうと思って横を向いた時、心臓が止まりそうになりました。
そこには祖母が寝ているのです。
おばあちゃん
訳が分からず、もう一度部屋の外を見ると、そこにはまだ祖母がじっと立っているではありませんか!
じゃあ、横にいるのは誰なんだと思って、よくよく見てみても、それはいつもの顔で、ばあちゃんが寝ているのです。
同時にあることに気が付きました。部屋の外に立っているもう一人の祖母は全身から青白い光を放っていたのです。
立っているおばあちゃんの目は、じっと家のリビングの方を見つめています。
気が付くと朝になっていました。
横に祖母がいなかったので、私は勢いよく布団から飛び出しリビングの方へ向かうと、そこには、いつもの祖母の姿がありました。後にも先にも、あの青白く光った祖母を見たことはありません。
本当にあれは何だったのでしょう?
その事を一緒に住んでいる祖父に聞いた見たのですが・・・これ以上はお話できません。
※画像はイメージです。
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