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ミッシェル・ノストラダムスの予言~その2~

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さて、ノストラダムスは暦を発行した際、無許可だったので一時牢獄へ入れられたことがあるのです。
それに何百年後の未来のことが見える、先進技術やなにかがわかっているとしても、中世ヨーロッパでそんな知識を披露すると魔術師とか異端とされて、火あぶりの刑になるのは必定でしょう。なので、わざとあのように曖昧な言い方で暗号めいた詩にしたということです。

目次

ノストラダムスが未来を見る方法

そしてノストラダムスが未来を見る方法というのが紹介されていました。
「ボールに水を入れ、そこへ黒いインクを流したものを前に置き、軽い幻覚作用のある香辛料(ナツメグ)を大量に吸い込んで、布をかぶって覗き込むと、黒い水面に未来の映像が浮かんで見える」ノストラダムスは、それを詩に書き留めたわけです。

これは「テウルギー」という、今でいうチャネリングの儀式だそうでソクラテスやプラトンらも行っていたし、イギリスのエリザベス1世もこの方法で予言が出来る側近を抱えていたということです。

「未来はらせんのような形であちこち動き回っている、それを垣間見るためにカーテンの穴のようなものをくぐりぬけると、その先でときどき予定された未来に遭遇する」
ノストラダムスは、自分の見る未来の出来事をそんなふうにあらわしたそうです。

「予言書」は942編

そのノストラダムスの「予言書」は942編からなっていて、1666年のロンドン大火、ナポレオン、ヒトラーの出現も驚くべき正確さで予言しています。
21世紀の予言はとくに地球の気候変動や生態学的惨事に触れることが多く、2047年には取り返しのつかない気候変動が起き、2069年頃には大隕石が落下して大惨事が起きるとか?

2036年頃にはナポレオン、ヒトラーと並ぶ第三の反キリスト者が誕生して、27年にわたって世界規模の戦争が続くということで、7074年にはハルマゲドンが始まる、人間が終末を迎えて役目を終えるとなっているそうです。

M・レディング氏という研究家は、今まで無意味と思われていた詩に振られた番号を「日付型インデックス」として、事件が起きる年をあらわしていると意味づけたということです。
第10巻74番 「重要な7番目の数字が完結し、墓地の傍らで試合が始まる、千年紀の変わり目から遠からずして死者は墓から蘇るだろう」というのが最後の詩だそう。

1999年以降の的中した予言?

個人的には第6巻97番の、「45度で空が燃えるだろう。大きな新しい都市に火が近づき、炎の厚い壁が瞬時に飛び跳ねる 北方の人を試したいときに」が、911の同時多発テロのことで、ツインタワーに突撃した飛行機の角度は45度だったという証言に驚愕しました。

それに、第3巻75番 「遠い国から来た剣は血に浸り、大規模な疫病が大きなさやへと来るだろう、救いは近いが治療ははるかかなた」というのを、「エボラウイルス」と解釈していましたが、今回の新型コロナウィルスのパンデミック状態のようでもありますよね。

ノストラダムスは

とにかくノストラダムスは何百年もの未来の出来事を見たせいか、人間は周期的にかつての過ちを繰り返していて歴史は循環する、大惨事もパターンがあると言ったということで、これは現代の歴史学者も同意だということです。

他にも未来はAIの反乱、新たな冷戦とかテロなど、不安な要素ばかり取り上げていたけど、アメリカの未来学者や天文学者などが登場して、ノストラダムスの予言を解読して未来を変えるのに役立てたい、今後起こるという大災害を予測して回避したいと力説していたのは、悲観的な日本人としては目からうろこに思いましたです。

 

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