太平洋戦争(大東亜戦争)の分岐点として有名なミッドウェイ開戦から2018年6月で76年が経過しました。
今のミッドウェイ島どうなっているのか調べてみました。
ミッドウェイ島
この島の近海で大日本帝国海軍とアメリカ海軍との海戦が行われてアメリカ軍が勝利したミッドウェイ海戦は、先の太平洋戦争(大東亜戦争)の分岐点として有名な戦いです。
実は日本はこの海戦に勝利した場合には、ミッドウェイ島を「水無月島」と改名して領土化することを予定していたそうです。その場合、すぐに占領体制を敷けるようにということで、郵便局長などの多数の文官を出撃した艦隊に帯同させたそうですが、敗北によって実現は果たせなかったのでした。
太平洋戦争後の冷戦時代
冷戦の時代にもアメリカ海軍の基地が置かれていたこの島は、ベトナム戦争中の1969年6月8日にはベトナム共和国のグエン・バン・チュー大統領とニクソン大統領の会談が行われたこともありました。
冷戦の終結後には、島は自然保護区(ミッドウェイ環礁国立自然保護区)となることが決定されて、軍事基地は1996年に閉鎖されたそうです。
近年は
その後は観光客の受け入れが行われていたそうですが、これも2002年には中止されたそうです。以後はアメリカ合衆国魚類野生生物局の管理の下で担当者が数十名駐在し、野生生物の保護や汚染の調査などにあたっていました。
2012年まではボランティアの人たちの受け入れも行われており、Googleの ストリートビューも撮影されていました。2013年以降はアメリカ塀府の予算削減により無人化したといいます。
以後は一般人の立ち入りは制限されていますが、その地理的な環境から、稀に太平洋を横断する航空機の緊急着陸などが行われたり島内にミッドウェイ海戦の慰霊碑があることから、日本の海上自衛隊の艦船が立ち寄ることもあるようです。
この島を巡る攻防から一転、現在では戦略的な重要性は持たない、アホウドリの繁殖地として呑気な無人島となっています。
■Googleストリートビューで島内を観察できます。アホウドリだらけの島ですが、所々戦跡を見つけるられます。
Eyecatch image : 作者 U.S. Navy [Public domain], ウィキメディア・コモンズ経由
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