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おばあちゃんと野良猫

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小学5年生の頃、親戚の家に遊びに行った時、おばさんから不思議な話を聞きました。

昔、裏に住んでいたおじさんが野良猫を追い払う為に包丁を投げたら、その猫の目に当たり怪我をさせてしまった。その後、裏のおじさんの家で産まれた赤ちゃんに猫みたいな毛が生えており、顔も猫にそっくりだった。

普通に考えれば信じられない話で、僕はそんな事ないよねと思いながら、家へ帰りました。

目次

怖い体験

その日の夜、自分の部屋で眠ていると、夜中に大きな物音が聞こえ目が覚めてしまうと、部屋の隅にフードを被った見知らぬ男が立っていたのです。

その手には包丁が握られていて、一歩、また一歩と私に近づいてきま。
当然逃げようと思いましたが、なぜか身体が全く動きません。
僕は必死に助けを求めましたが誰も起きてこないようす、もう駄目かと思い目を瞑ったその時、何かが私の身体に覆いかぶさってきました!

恐る恐る目を開けると、それは迫りくる見知らね男ではない。
よく顔を見ると、去年亡くなったはずのおばあちゃんだったのです。
私はその顔に気が抜けてしまい、気絶するかのように眠りに落ちてしまいました。

翌朝、私は飛び起きると祖母もフードの男も居ません。家族にその話をしても誰も信じ無かったのです。

その理由

月日は流れて、私は中学生になり、進学のお祝いで親戚の家に行きました。
皆で談笑していると、おばさんはあの野良猫の話を再び始めます。

以前聞いた時よりも詳しい話で、野良猫は亡くなったおばあちゃんが世話をしていた猫で、どうやら包丁の傷が原因で亡くなってしまい、裏のおじさんに抗議した後に庭にお墓を作ったのでした。
それから随分時間が経ってお墓だと分かりづらいぐらいだった事もあって、僕が前に遊びにきて庭で遊んでいた時、知らず知らずに倒してしまったようで、次の日におばさんが気がついて直したという話でした。

その全てを聞いて悟ったのです。
あの夜、フードの男は亡くなった野良猫の怨霊で、おばあちゃんがなだめたので危害を加える事無く去ったのだと。
話を聞いてすぐに猫の墓へお参りを済ませると何だか気持ちが軽くなりました。

ちなみにですが裏のおじさんの家は空き家で、ある日突然に夜逃げ同然で居なくなって、今でも行方が解らないそうです。
動物を無闇に傷付けると、本人だけでなく、その家族も不幸になってしまうのでしょうか?

※画像はイメージです。

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