今現在は一旦完結編の劇場版映画まで上映された「踊る大走査線」。
このドラマの中での主人高、青島刑事のアウターについてご説明したいと思います。
まずは、「踊る大走査線」。主人公青島刑事役を織田裕二が熱演、深津絵里、柳葉敏郎らが脇を固め、押しも押されもしない日本を代表する人気刑事ドラマでしたね。この作中で青島刑事が着用していたアウター、コートについてご説明したいと思います。
コートは、通称「モッズコート」、アメリカの軍用パーカであり、1950年代に採用された米国地上軍の極寒防寒衣料の51年型モデルを指します。人気のモデルにつき、軍用以外の様々なブランドからもそのデザインをリスペクトされています。作品中では、刑事になることが決まった青島が、安値で衣料品店のオーナーから譲ってもらって着用するようになったエピソードもあります。設定上は、米軍の放出品を特価で手に入れたというところでしょうか?作中のモデルのカラーは、アメリカ軍用としてオーソドックスなオリーブドラブです。
このコートは、米軍での正式名称は、「PARKA SHELL M-1951」であり、通称M-51、1951年に採用されたモデルです。形態は、いわゆる「フィールドジャケット」の上に羽織る「パーカ」タイプのコートで、襟にはフードが縫い付けられ、フラップの付いた大型のハンドポケットが両脇についています。両肩にはショルダーループ(ショルダーストラップやエポレットとも呼ぶ)もついています。
何と言っても特徴なのが、「フィッシュテール」と呼ばれている、裾の後ろが燕尾状に先割れしており、裾に縫い込まれたドローコード(絞り紐)にて下腿に巻きつけられるようになっている形状です。その裾の独特の形状から欧米等では「フィッシュテールパーカ」とも呼称されている用です。これが最大の特徴ですが、防寒用としいて、内側には取り外しかのうなライナーを備えています。通称モッズコート、ご理解いただけましたでしょうか?


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