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路地にたたずむ「おじさん」

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この話は霊感があるらしい妻を怖がらせられた、鮮明に覚えている番恐怖した話になります。

妻と結婚後、二人で暮らし始めたアパートで起こった出来事です。
僕たちは小学校の体育館のすぐ横に建てられた、まだ新しいアパートで暮らしていました。
アパートまでには暗めの街灯が一本だけ立っているだけの狭い路地があり、夜、帰宅時に薄暗くて怖いと感じるような雰囲気です。

引っ越してから1年近くは何事もなく、幽霊とかが苦手な僕が、ただ何となく怖がっていただけの場所でした。
そう、あの出来事が起こるまでは・・・。

目次

ある日の夜

ある日の夜、妻と二人で夕食に出かけて、その日は珍しく妻がお酒を飲みました。だいぶ酔っていたので、僕が肩を貸しながら路地歩いていると、妻が街灯の方を見ながらボソっと呟いたのです。
「あのおじさん、こんな時間に何しているんだろ…」と。

いくら薄暗い路地とはいえ、人が立っていたら流石に見えます。しかし、そこには誰もいないのです。
「え、どこにいる?」
そう聞く僕に、妻は酔ってこそはいたものの、はっきりと言いました。
「どこって、街灯の下に」

実は・・・・

信じてはいませんでしたが、妻が付き合っていた頃から霊感があるとは話していたことを思い出し、僕は恐怖でパニック。
「誰もいない!誰もいないから!」と小さく叫びながら急いで玄関に向かい、震えてうまく刺さらない鍵に苦戦したものの、なんとか部屋に入ったのです。

妻は、なぜ僕がそんな焦っていたのか理解しないまま、ふらふらとベッドに向かい寝てしまいました。僕は怖いながらも窓からこっそり路地をのぞいてみましたが、そこにはやはり誰もいません。

次の日、妻にそのことを話すと、「前々から、あそこに立っているおじさんって誰なんだろうね?」と・・・どうやら、妻には引っ越してきてすぐから見えていたようです。

そこにおじさんがいる

僕は、どうにも怖くてそのままにできなかったので、すぐ横の小学校の校門を掃除してた先生に話を聞いてみると、今まで何人かの生徒が「そこにおじさんがいる」と言うことがあって、子供たちの間では有名らしいのです。
そのおじさんが誰なのかは知ることができませんでしたが、ビビりな僕が引っ越しを考えるには十分な話、その後一か月ほどで引っ越しました。

それから、あの路地には行ってないのですが、今でもおじさんはいるのでしょうか?
特になにかの被害にあったわけではないですが、少なくとも僕は、もうその場所を見たいとは思いません。皆様も、なんとなく嫌な雰囲気の場所には気を付けてくださいね。
もしかしたらそこには、見えないだけで誰かが佇んでいるのかもしれませんから。

※画像はイメージです。

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