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全員が体験してしまった奇怪な出来事

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村に唯一の集会場は春になると花見で宴会、村の地区対抗の運動会があれば運動会後に飲み会の場。他にも和太鼓チームの練習や太鼓の置き場としても使用し、地区の人たちの憩いの場所でありました。

これは、青年団で夏の納涼際した時の話。
祭も無事に終わり、片付けをした後に反省会をしました。みんな夜も遅くまで飲み、歩いては帰るにはちょっと遠い場所にあるので、たいてい集会場に泊まります。
その日も6名泊まる事になり、一人はいびきがうるさいからと車内で寝て、他の5名はみんな川の字になり、ざこ寝状態で寝る事になりました。

目次

足音がする?

全員が寝静まった頃、廊下から足音が聞こえました。誰かトイレでも行ったのかな?と思っていると、どう考えても軽くて、子供が小刻みに走っているように聞こえるのです。
おかしいなあと思っていると、突然「ははははは」と、どう考えても子供の声が聞こえたのでした。
寝ぼけているのか?何かの聞き間違いかな?と思って寝ようとすると・・・。

今度は和太鼓が「どんどんどん」と鳴り始め、誰かいたずらしているなと起き上がると残りの4人も起きて、みんなが顔を見合わせた瞬間、車で寝ていた友人が「ぎゃー」と叫び声をあげました。
私たちは部屋を飛び出して車に行くと、友人は放心状態で「子供がフロントガラスにへばりついてる」と何度も言うのですが・・・フロントガラスをみても誰もいません。

本当だった?

みんな怖くなり、徒歩でわりと近くの友人宅に避難したのですが目が冴えてしまい一睡もできません。足音の現象や太鼓の音はなんだったのだろう?と話し合っていると夜が明け、1人では怖いのでみんなで車を取りに行くことにしたのです。

集会場は静まり返っているのですが、建物内の和太鼓のまわりは不自然の散らかり、廊下はなぜか泥だらけ。
こんな事があるのか?!と呆然としていると、車の方に向かった友人が「こっちへ来てくれ!」と呼びます。
みんなで急いでいってみると、フロントガラスには子供の手形がくっきりついていました。

後日談

後に聞いたことなのですが、集会場として使われている建物は一家無理心中した家で、そういう事から売ることができなくなり、集会場として使われるようになったのです。

犠牲者には小学生の兄妹が2人いたそうなのです。
この話を聞いてから、私たちは集会場に泊まる事はやめました。

※画像はイメージです。

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