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両さんよりも怖い!? 大原大次郎 巡査部長

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今回は、主人公の両津勘吉の上司であり階級は巡査部長、両さんが苦手とする大原部長を紹介したいと思います。

公園前派出所において、両さんとは因縁かと思えるほどに長い付き合いのある人物で、また漫画の連載による都合によって、色々と振り回されてしまった不運なキャラクターでもあります。

目次

大原大次郎巡査部長とは

登場した際の設定は、大正13年に生まれの旧陸軍軍人で戦後に警官になったとされていた人物で、大正の堅物な人物として登場したのですが、こち亀が長期連載になっていく中で、大原部長の設定は大きく変化していくのでした。

その中でも如実だったのが彼の誕生日。最初は決まった誕生日がちゃんと設定されていたのですが、そのままでいると、後々におかしくなってしまうので、筆者が知っているだけで3回以上は変わっています。

また両さんの上司のせいで出世が遅れてしまい、両さんを唯一に諌められる存在という事で部長のままで扱われ、あの日暮にすら、まだ部長なんですかと言われてしまう始末。

また性格は非常に生真面目で、仕事に至っては警察官の見本ともなるような人物なのですが、朱に交われば赤くなると言ったもので、両さんと一緒に勤務をしていたせいか、時折に色々とやらかしてしまう、はっちゃけた部長の姿に筆者はよく笑ったものです。

大原部長オチ

大原部長で語りたいのは、両さんのお仕置きで殴り込みとなる、大原部長オチともなる殴り込みです。

「両津のバカはどこだ!!」

と怒鳴り声を上げながら、自動小銃やガトリング砲の重火器や、はたまたどこで手に入れたのか近未来のレーザー銃や、マッドマックスなショットガン。はたまたはドイツ軍の重戦車に米軍の武装ヘリと、様々な兵器を扱いながら、両さんに仕置きしようとする大原部長は非常に楽しみなオチでもありました。

年々に過激になっていく、大原部長のオチは筆者のお気に入りなオチでもあり、いったいどこから調達したのかと中川が貸しているのかと色々と勘ぐってしまう程、重武装で両さんを怒鳴り込みに行くシーンは筆者のお気に入りでもあります。

最後に

部長が両さんのお金を使い込んでしまったり、また責任を両さんに擦り付けたりとする、そんな小ずるい部分も含めて、部長は魅力的なキャラクターです。

いつも迷惑を掛けられていても、どこかではちゃんと認めている。両さんを認めていて相方としての部長は、こち亀に無くてはならないキャラクターです。

いば・よしあきと申します。
こち亀で大原部長は堅物な人なんだと思っていた頃があったのですが、途中からはっちゃけた様に何かを起こす部長を見て、彼も両さんと同じなんだと思ったライターですが、宜しくお願い致します。

(C) こちら葛飾区亀有公園前派出所 秋本治・アトリエびーだま/集英社

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