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事故物件を扱う「大島てる」とは?その信憑性や裁判例をご紹介

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引っ越しをするときに、物件の注意事項に「心理的瑕疵物件」という言葉が書かれているのを見たことがありませんか?この言葉は、その物件を借りる人が「心理的な抵抗」を感じる場合に用いられます。具体的には、自殺や殺人事件、近隣にお墓がある場合などが当てはまります。

今回は、こうした心理的瑕疵物件を扱うWebサイト「大島てる」についてご紹介していきます。

目次

「大島てる」とは何なのか

「大島てる」とは、自殺・殺人事件・火災などで死者が出た、いわゆる「事故物件」を紹介するWebサイトです。2005年に開設され、最初は東京近辺の紹介に留まっていたものが、今では世界の物件を扱うまでに成長しています。

大島てるの特徴は、どこにどれだけの事故物件が存在するか一目で分かるということです。地図上に火のマークが付けられており、その大きさで事故物件の多さが分かるのです。そして、火のマーク部分を拡大すれば、物件の詳細を見ることができます。マンション名や、事故物件になった理由(自殺か他殺か、どの部屋で起きたかなど)も、場合によっては具体的に知ることができるでしょう。

大島てるの開設当時は、開設者&運営者の大島てる氏が報道や裁判などをチェックして、その目で確認したものだけを掲載していました。しかし、Webサイトの規模が拡大した現在、読者からの投稿で情報を集めています。

一度Webサイトを覗いてみませんか?意外と近くに事故物件があるかもしれません。

「大島てる」の中で一番ヤバい物件とは?

大島てるは事故物件の専門サイトであり、そこに掲載されている物件は膨大な数に上ります。

では、大島てるに掲載されている事故物件の中で、一番ヤバく、恐ろしい物件はどこにあるのでしょうか。また、そこでどのような事件や事故が起こったのでしょうか。大島てるはその性質上、通常の事故物件からその範囲を大きく超えるものまでが常に更新されています。そして、その中から「一番ヤバい」物件を選ぶのは至難の技です。しかし、「ヤバい」物件は不思議と一部の地域に集まる傾向にあります。

この項で説明するのは、一つの物件と言うよりは、「ヤバい不動産が集まる」地域と言えるかもしれません。それをご了承いただいた上で、読み進めてください。

「大島てる」を運営する大島てる氏によれば、異様な事故物件が集まっている地域があるとのこと。それは北九州にあるとある地域であり、マインドコントロールによる異常な殺人事件が起きたことで有名な場所です。

この地域にある一つのマンションで、集団練炭自殺が起こりました。これは、無理心中でもなんでも無く、自殺志願者が集まって行われたものだとされています。この集団自殺自体、事故物件では特殊なものだと言えるでしょう。しかし、この地域ではさらに、不気味な事件が続くのです。
次に、集団練炭自殺が起こったマンションからほど近い場所で、3人のミイラ化した遺体が見つかる事件がありました。いずれも外傷などは無く、その内の1人は餓死したものだと考えられました。

実はこのマンションでは、以前にも死体遺棄の事件ありました。また、3人が亡くなる前はお経や太鼓といった音を、近所の人が耳にしています。

その詳細は不明ですが、不気味な繋がりを感じます。

そして、上記のマンションからほど近い場所に、もう一つのマンションがありました。そのマンションはかつて、焼身自殺に続いて別の自殺が起こったという、曰くつきのマンションです。焼身自殺ともう一つの自殺が起こった部屋は、元々別の部屋を一つに繋げたというもの。同じ部屋ということはできないかもしれませんが、どうしても関連性を感じてしまうのも事実です。

これらの事故物件は、狭い地域に建っているものです。この中のどれが「一番」ということはできないかもしれませんが、それぞれ独特な不気味さを持つのも事実です。
これら3つのマンションが建つ地域・・・それこそが、大島てるの中で一番「ヤバい」場所なのかもしれません。

「大島てる」の信憑性

Webサイトの中には、信憑性が限りなく低いものも含まれています。では、大島てるはどうなのでしょうか。

結論から言えば、大島てるは100%とこそ言えないものの、かなり信頼度の高いWebサイトと言うことができるでしょう。現在は事故物件の投稿を読者に頼っているとは言え、当初は運営者自身が見つけた情報や、裁判などを見学して得た情報を載せていたからです

「事故物件=幽霊が出る」ではありません。また、大島てるに載っているからと言って、100%事故物件という訳ではないでしょう。しかし、大島てるに載っている物件で何かがあった割合は、そうでは無い物件に比べて大きいはずです。少なくとも、事故物件を選ぶ割合を減らしたい人にとっては、相当有効です。

幽霊が出る物件を求めている人には物足りなくとも、本来の「心理的瑕疵物件」を探すのであれば、大島てるは充分に役立つWebサイトだと言えるでしょう。

「大島てる」が関わった裁判

大島てるは、これまでにいくつかの裁判と関わりました。その中で代表的なものを2つ、ご紹介していきます。

「名誉棄損」として訴えられた裁判

大島てるは、事故や自殺といった事例が起こった物件を紹介するWebサイトです。その性質上、物件のオーナーや不動産会社などが不利益を被る可能性も考えられます。そして実際、とあるマンションのオーナーが大島てるを「名誉棄損」にあたるとして、訴え出た事例があります。

この事例では、マンションのオーナーが大島てるに対し、情報の削除及び慰謝料を請求しました。また、Webサイトに載っている情報が事実であったとしても、その事実の記載が「名誉棄損」にあたるとして訴え出たのです。

この裁判の結果は、大島てるの勝訴となりました。マンションで起こった事件が事実である上、その事実をWebサイト上に載せることは「公益を図る目的」にあたると考えられたためです。
そのため、慰謝料のみならず、情報の削除も認められることがありませんでした。

ちなみに、判決後に料金の支払いを持って情報の削除を原告が申し出た所、その望みも叶うことはありませんでした。

「大島てる」運営者が殺害予告をされた事例

裁判とは少し違うかもしれませんが、「大島てる」を運営する大島てる氏が殺害予告を受けた事例があります。この事例では、殺害予告をした人物が特定され、逮捕されています。

事件の起こりは、2017年のこと。SNS上で「大島てるの運営者を殺したい」という文言が書かれているのを、大島てる氏本人が発見しました。警察に相談したものの、その動きは芳しくありません。

大島てる氏は、懸賞金をかけるなどして、殺害予告をした人物の情報を自分で探すことにしました。幸い情報はすぐに見つかり、住所や本名はすぐに見つかったと言います。その後、犯人を自主させるために動いていたところ(手紙の投函など)、警察から「逮捕した」という連絡がありました。逮捕後、犯人は大島てる氏殺害予告について自首をしました

大島てる氏殺害予告の事件は、これで解決となりました。

大島てる

事故物件のデータベースである「大島てる」というWebサイトについて解説してきました。

大島てるのWebサイトをのぞいてみると、自身が住んでいるすぐ近くに事故物件があることが分かり、何となく居心地の悪いものを感じることでしょう。もしくは、安穏なことが分かり、その平和さにホッとするかもしれません。

事故物件は、引っ越しを考える上で重要な要素です。しかし、不動産屋からの情報だけでは、網羅しきれないのも確かです。
事故物件に住みたくない場合、「大島てる」を覗いてみましょう。
もしかすると、意外な情報を得られるかもしれません。

※画像はイメージです。

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