荒木飛呂彦の人気漫画、「ジョジョの奇妙な冒険」第5部「黄金の風」が面白い!
この作品の内容について復讐してみたいと思います。
物語は、前作第四部から2年後の2001年のイタリア。今回の主人公はディオの息子「ジョルノ・ジョバァーナ」のジョジョ。彼がギャング組織の「パッショーネ」でギャングスターとして登りつめようと、同じく若いギャング仲間、スタンド使い達とある使命のための逃避行通じて、壮絶な戦いを演じていく作品です。
前作までの第四部までと決定的に異なるのは、主人公ジョルノは、直接的なジョースター家の血統ではないという点だと思います。ジョースター家の宿敵だったディオが、第一部のラストで、ジョナサン・ジョースターの首から下の体を乗っ取ったことから、ディオの息子で有りながら、一応ジョースター家と関りのある存在という複雑な関係です。ただ、そのこと自体はあまりストーリー展開に影響を与えず、第四部までの「因縁」とは一線を画した、独立した物語となっています。
主人公ジョルノのスタンドは、物体に生命を与える能力を備えた「ゴールド・エクスペリエンス」です。拳での連打の攻撃時の掛け声は、ディオ譲りの「無駄無駄無駄無駄……無駄ァ!!」で、承太郎・仗助の「オラオラオラ」とは異なっています。基本的には接近パワー型のスタンドと言えます。
仲間のブローノ・ブチャラティのスタンドは、スティッキィ・フィンガーズ。これはジッパーが体に付いている人型のスタンドで、殴った物にジッパーを取り付けて、それをを切断したり、逆に着けたり、開いたジッパーの中に空間を作ることができる能力を有しています。
他にもレオーネ・アバッキオ、グイード・ミスタ、ナランチャ・ギルガ、パンナコッタ・フーゴなどのスタンド使いの仲間が登場します。個人的に興味深いと思うのは、グイード・ミスタのスタンド、セックス・ピストルズで、普通の六連発式のリボルバー式拳銃から発射される弾丸に、小人のような群体型スタンドが乗って弾丸の軌道を操るとうもの。既に第三部のホル・ホースのスタンドが弾丸を含む銃全体がスタンドだった事に比較して、ユーモラスなスタンドだと思います。


(C)LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険GW製作委員会
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