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海上自衛隊の新潜水艦「おうりゅう」が進水

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海上自衛隊の新型潜水艦が、三菱重工神戸造船所にて新たに進水しました。

この海上自衛隊の新潜水艦は、艦名を「おうりゅう」と名付けられたました。これまで就役している「そうりゅう型」の潜水艦ですが、11隻目になる本艦では新しい技術が導入されました。それは世界で初めてとなったリチウムイオンを動力源として実装した、軍用の潜水艦となった点です。

これまでの「そうりゅう型」では鉛電池が採用されていたのですが、今回から新しくリチウムイオン電池を採用し、水中での持続能力などの性能を高めているとされています。

■ そうりゅう型潜水艦

これまでも事故のリスクについては、かねてより安全性が証明されていた潜水艦用のリチウムイオン電池だったのですが、費用面などを中心とした点で長期間にわたって採用されていなかった技術でした。今回の実装は、海上自衛隊の潜水艦としてだけでなく、世界的にも軍用の潜水艦においては「おうりゅう」が初の搭載となりました。

この反面、今までの「そうりゅう型」に採用されていた潜水航行中でも発電機を稼働させることが可能な非大気依存機関は廃止されました。

新採用のリチウムイオン電池のみでこれまでの鉛電池とスターリング機関で行っていた働きを実施させることになりました。それでも、水中のスピードは最大で約20ノットの速度を確保し、今までの性能に引けを取らないものとみられています。

主機関のディーゼルエンジンにリチウムイオン電池を採用した「おうりゅう」の建造費は約643億円となり、姉妹艦にあたる10番艦「しょうりゅう」のディーゼルエンジン、とスターリング機関・鉛電池の建造費513億円より高額な予算が投入されています。この「おうりゅう」、2020年3月には引き渡しが行われる予定となっています。

因みに、三菱重工神戸造船所が戦後に建造した潜水艦は28隻となり、同社は戦前からの通算でちょうど本年、潜水艦の建造100周年をにあたるそうです。

■潜水艦「おうりゅう」命名・進水式 -youtube

 

 

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