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戦争+アクション+クリーチャー!スマートごった煮映画「オーヴァーロード」

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ミリタリーファンでなくても知っているいにしえの名作から、最新のCG・撮影技術を駆使した骨太作品、知る人ぞ知るマニアックな作品まで、思った以上に層が厚いのが戦争アクション映画の世界。作品数が多い分、ひとくちに戦争アクション映画といってもリアル路線の硬派な作品もあればおバカなコメディ作品もあったりと、テイストに振れ幅が大きいのもこのジャンルの特徴だ。

そんな「戦争」と「アクション」さえ含んでいれば、ありとあらゆるテイストが許されている戦争アクション映画の世界に2019年新たな「ごった煮作品」が誕生した。それが今回ご紹介する『オーヴァーロード』(2019年/アメリカ)だ。戦争、アクション、サバイバル、そして未知の怪物とまさに「全部盛り」の要素を含んだこちらの作品。
一体どんな映画なのか。早速紹介していこう。

目次

一見B級?味は一流?見かけではわからないスマートなちゃんぽん映画『オーヴァーロード』

さて、今回ご紹介する『オーヴァーロード』。舞台は第二次大戦中、ノルマンディー上陸作戦真っ只中のフランス。ドイツ軍の電波塔破壊の任務を帯びてフランスのある町に潜入したアメリカの兵士たちが巻き込まれる未知の怪物との戦いを描いた作品だ。戦争、困難な任務、クリーチャー……。はっきり言って映画を構成する要素を見ると、申し訳ないが「B級」の香りがするのは否めない。しかしそうやってナメてかかっているとびっくりさせられるのが『オーヴァーロード』の侮れないところ。

まず、こちらの映画無茶苦茶な要素を散りばめているように見えて万事手抜きがない。例えば冒頭、主人公たちが敵地に落下傘降下するシーンがあるのだが、このシーンがなかなかの大迫力。本作はどちらかというと中盤以降に遭遇する未知の敵との戦いがメインで、軍隊同士の派手な戦闘はメインではない。しかし本作ではそんなサブ要素も手抜きして適当に逃げることなく、丁寧に作られている。これは、メインパートのクリーチャー戦にも生かされており、下手をすればコント感が出てしまうような場面でもちゃんと恐ろしく作られている。

特に主人公がクリーチャーたちの本拠地に潜入するシーンはホラーが苦手な人ならトラウマになりそうな不気味さだ。このように、『オーヴァーロード』はガワだけみると「B級映画」のようだが、それぞれの場面で手を抜かず丁寧に作品をつくりあげた、スマートな現代のちゃんぽん映画と言えるだろう。

見かけじゃわからないのはキャラも?テンプレではないキャラ描写にも注目

一見して「B級映画」だと思っているとその作り込みの丁寧さという意外性に驚かされる映画『オーヴァーロード』。
この意外性は作品を動かすキャラクターたちにも生きている。本作は戦争アクション映画であると同時にホラー映画の要素も含んでいるので、キャラ造形にもホラー映画あるあるがふんだんに見て取れる。

だが、そんな最初の印象をそのまま受け取っていると、その後のキャラクターたちの行動に驚かされるのが本作の面白いところ。あるあるやベタを盛り込みつつ、そのまま惰性で行動させない作り手の心意気が見てとれる。『オーヴァーロード』における作品を丁寧に作り込んでいく姿勢はキャラクターの動きにも反映されていると言えそうだ。

刺激的な体験をしてみては?!

さて、今回紹介したように『オーヴァーロード』は「B級」とあなどっていると、そのつくりの丁寧さ、ストーリー運びのスマートさ、キャラの意外性など、作品全体から新鮮に裏切られる刺激的な映画だ。
気になった方はぜひ本作を観て刺激的な体験をしてみてはいかがだろうか。

出演:ジョバァン・アデポ, 出演:ワイアット・ラッセル, 出演:ピルー・アスベック, 出演:マティルド・オリビエ, 出演:ジョン・マガロ, 監督:ジュリアス・エイバリー
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オーヴァーロード (C) 2018 PARAMOUNT PICTURES CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED. 

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