2017年、アメリカ軍の正式採用拳銃がかわったというニュースがありました。
今この時代に何故拳銃を新しくしたのか?少し調べてみました。
まず新採用の拳銃ですが、「SIG SAUER P320」と言います。これは、シグ・ザウエル&ゾーン社のアメリカ合衆国での現地法人SIG SAUER社が設計したオートマティック拳銃です。
アメリカ陸軍がM9(ベレッタ)拳銃の後継拳銃としてトライアルに参加したP320に、手動によるセフティレバーを追加した9mmパラベラム弾を使用するモデルを採用と発表したのもで、サイズもフルサイズ(M17)とコンパクト(M18)の二種類が採用されました。
しかし、今現在なぜ態々拳銃をかえたのでしょうか?
一説によりますと女性兵士を始めとする小柄な兵士の増加で、手そのものが小さい兵士が増えたため、グリップの部分を交換する事で厚みを調節できるためだと言われています。確かにベレッタM9は持ちやすいグリップ形状ではあるものの、決して薄くはないので小柄な人向けではなかったと思います。
こうした理由は実は過去にアサルトライフルでも起こっており、M-14からM-16(今のM4の元)に変更になった際も、多種多様な人種が兵役に入ってくる中で比較的小柄な兵士でも銃そのものが軽く扱いやすいという点が考慮されました。
この状況の拳銃バージョンということのようです。
では、戻ってP320の詳細をご説明いたします。SIG SAUER社が、2014年1月のSHOT Showで発表した自動式の拳銃です。
方式はストライカー式(外部に撃鉄がない形)を同社では初採用したモデルです。
フレームはポリマー製、スライドにはステンレス鋼が使われ、ピカティニー・レールを標準で装備してます。
ベースは同社のP250であり、グリップモジュール・マガジンは共用できます。またモジュラー構造による拡張性も同様に採用されています。
サイズは、フルサイズ・キャリー・コンパクト・サブコンパクトの4種類で、口径・使用弾薬は、9mmパラベラム弾、40S&W弾、.357SIG弾、45ACP弾、サブコンパクトのみ.380ACP弾も使用可能です。
eyecatch credit:シグザウエル社P320公式ページ
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