仕事で地方に出張へ行き、帰宅が深夜となってしまいました。早く帰りたいと思い高速道路を通ったのですが、山間部はやたらと暗いトンネルが続いて少しコワイなと思いながら、疲れてしまったのでパーキングエリアで少し休憩をする事にしたのでした。
深夜のパーキングエリアに入ってみると、そこは暗い駐車場が広がっていて、施設もちょっと古くて人の姿もまばらな寂しいところでした。少し休んだ後、トイレに行って缶コーヒーを買って車に戻ろうとした時、駐車場の隅っこにある1台の中型トラックに目を奪われてしまったのです。
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怪しいトラック
そのトラックのフロント部は凹みや傷やガラスのヒビ割れがあって、見るからに事故を起こしてしまったたような感じで、遠目からまじまじと観察していると運転手らしき男が来て、「何見てんだてめえ」などと言われ胸ぐらに掴みかかられたのです。茶髪で強気に見えながら、顔色がとても悪い感じの男でした。
それをたまたま見ていた他のトラックの運転手が止めに入ってくれて事は収まったのですが、驚いたのはその後。男が乗り込もうとしたトラックの助手席に、無表情で血だらけに見える女性ががじっと座っているように見えたのです。
何だったかといえば
運転手の男は血だらけ女性にはまるで気がついていないようで、トラックに乗り込んで直ぐにパーキングエリアを立ち去って行ったのでした。
数日後、新聞を読んでいると立ち寄ったパーキングエリアの近辺の地域でトラックが女性をひき逃げし、その後に捕まったという記事が載っていました。おそらく殺されてしまった女性が幽霊になって、トラックか男に取り憑いていたのでしょう。
※画像はイメージです。
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