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父はなにがしたかったのだろう?

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前厄の年、車を運転中に交通事故を起こしてしまい相手に怪我をさせてしまった。
相手への賠償金は保険で賄えたけれど、免許停止と罰金、車の修理費で貯金がゼロに。
時を同じくして、父の余命が三ヵ月と宣告されたが一か月も経たないまま死んでしまった。

そして本厄の年を迎え、母が大けがをして緊急入院をし全治半年と診断され、目の前が真っ暗。
転職したばかりの私は、母の看護や付き添いで休みがちになり、会社からクビをいい渡れさた日、祖母が危篤との電話・・・散々な一年だ。

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彼との出会い

家事と看護で定職は厳しいと考えた私は、夜のアルバイトをすることになる。
そこで出会った、若くして家業を継いでいるワイルド系イケメンで優しい男性を好きになってしまった。

わりとすぐに体の関係にもなったけれど「付き合おう」の言葉はない。遊びなのかな?と思ったけど、好きだと言ったら彼は驚き、遊びだと割り切っているのは私の方だと思っていたらしい。

それから頻繁に会うようになり、ある日、「今から家に行ってもいい?」と連絡があった。
彼がきたのは夜の八時頃。晩御飯を簡単に作って食べさせて、一緒にテレビを見ていたら音が聞こえないくらいキーンという耳鳴りのような音と共に、天井や壁がバシッと音をたて始める。
さすがに彼にも聞こえているだろうと聞いてみると「なにも」と。

もしかしたら、出会ったきっかけが微妙な彼の事、きっと父は気に入らないだろう。
それもだれもいない自宅にあげてた事を、父が怒ってたのかもしれないと思っていると居間の照明がパーンという音と共に消えてしまった。

それから

なにかを感じたのかのように、彼は「俺、もう帰るね」と言い出し、見送るとすぐに耳鳴りが消えて照明は直った。
「お父さんだったの?彼は嫌いなの?」と聞いてみたけど返事はない。
その後、彼からの連絡はピタリと途絶え、私との連絡も拒絶されていました。

数年後、たまたま再開した彼は結婚していた、彼の事業は益々発展したようで、とても羽振りの良い様子だった。
なんとなくモヤモヤしていた私はどうしてなの?と問いただすと、「あの時、拒絶しないと俺がダメになると思ったんだ・・・危ないって。」と意味不明は発言をして、逃げるように私の前から消えていった。

父は私には興味がないどころか煙たがって嫌っているようだった。だから私も大嫌いだった・・・でも、もしかしたら父なりに心配していたのかもしれないが、彼と結婚していたらと思うと納得がいかない気がする。

※画像はイメージです。

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