どうしてオタクが戦場に?「ペンタブと戦車」がおもしろい!!

古くからタイムスリップとミリタリーは食い合わせがいい。
『ジパング』や『戦国自衛隊』など多くの名作が存在する。そんなタイムスリップ×ミリタリージャンルにコメディというアプローチで挑んだ作品が、今回ご紹介する漫画『ペンタブと戦車』(著 坂木原レム )だ。

この作品で過去に飛ばされるのは、なんと萌え擬人化戦車オタク。しかも過去の世界で出会うのは戦車をこよなく愛する帝国軍人。まずツカミからして従来の作品とは違う香りがする本作だが、一体どんな作品なのだろうか。この記事ではその魅力に迫ってみよう。

擬人化オタクvs戦車大好き軍人!二人の出会いが歴史を変える…?!

(C) ペンタブと戦車 坂木原レム 芳文社・まんがタイムコミックス

さて、今回ご紹介する『ペンタブと戦車』。ざっくり説明すると、第二次世界大戦真っ只中のノモンハンにタイムスリップしてしまった戦車オタクの青年と、自らが搭乗する戦車を異常に愛する「戦車バカ」の帝国陸軍大尉が出会ったことで巻き起こるドタバタを描いたコメディーだ。見どころはやはり、未来人の主人公里見と大戦中の軍人武田大尉の交流。未来からやってきた「オタク」と、たった一人戦場で戦車愛を拗らせていた帝国軍人。

戦車を愛しているのは同じだが、生きる時代も歩んできた人生も違う二人が「戦車萌え」で意気投合し、破茶滅茶な騒動を起こしながらも友情を育むさまは戦争ものなのになぜかほのぼのしてしまう。戦場にタイムスリップ……というとどうしてもシリアスになりがちだが、『ペンタブと戦車』は敢えてコメディーに寄せた珍しい作品。タイムスリップ×ミリタリーに従来とは異なる角度からアプローチした作品なのだ。

新感覚ミリタリーコメディ『ペンタブと戦車』追加キャラクターも曲者揃い?!

(C) ペンタブと戦車 坂木原レム 芳文社・まんがタイムコミックス

オタクと戦車バカのケミストリーが楽しい、新感覚ミリタリーコメディ『ペンタブと戦車』。先ほど紹介したように、大筋はこの二人が巻き起こすドタバタが面白いのだが、脇を固めるキャラクター達も中々「濃い」メンツが揃っている。
武田大尉の同期の桜で、主人公とも実は深い関係を持つツンデレメガネ鶴之助や、主人公や武田大尉のライバルで、ある理由から未来のスラングを使いまくるソ連軍人ニコなど、ざっくり説明しただけでも個性が強いメンツが揃っているのがおわかりいただけるだろう。

これに加え、中盤からかなり主人公にとって意外な人物も物語に投入され、物語が大きく動く。『ペンタブと戦車』を読む際は、主人公だけでなく彼ら強烈な脇キャラの動向にもぜひ注目してほしい。

ご覧頂いたように、『ペンタブと戦車』はシリアスに寄りがちだったタイムスリップとミリタリーを題材にしつつ、敢えてコメディという新しいアプローチをとった漫画だ。オタクネタにミリタリー、個性が強いキャラによるドタバタ……と、やや詰め込みすぎた感はあるが、ストーリーは面白く笑いどころも泣き所もある。設定の突飛さで思わず尻込みしてしまう人もいるかもしれないが、気になった人はぜひチャレンジしてみて欲しい。


ぽんかん
戦争アクション映画が好きなオタクです。

(C) ペンタブと戦車 坂木原レム 芳文社・まんがタイムコミックス

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