重要参考人と言う題が付いたドラマで、あなたは見られているというナレーションで始まります。
ストーリーは、911事件後にアメリカ国民の携帯電話や通信、監視カメラの映像などをすべて分析してテロを未然に予知するスーパーコンピューターが開発され、政府に売却したのですが、大事件に至らない犯罪関係の情報は真夜中に消去することになっていたけれど、開発者のひとりがバックドアから密かに消去せず情報を送って来るようにプログラムしていたのです。
その情報をもとに、事件を未然に防いで被害者を助けようとするフィンチさんが、元CIAで恋人に死なれたのと仕事仲間に裏切られたので自暴自棄になってホームレス状態になっていたリースさんを助け出して、相棒に雇い次々と事件を捜査して解決するお話です。
リースさんは元グリーンベレーで腕は立つし射撃もうまいし捜査能力も抜群ですが、色々あって心を開かないところがあり、フィンチさんはIT長者で莫大な資産を惜し気もなく使うけれど秘密を持っているのです。
この二人の共通点は、死んだことになっているというのですが、ニューヨークのど真ん中を堂々と歩いているのに大丈夫かなと思いました。
最初のシーズンは、リースさんがフィンチさんの正体を探り、フィンチさんが隠しながら信頼関係を築いていくのです。
大富豪のフィンチさんは、リースさんに広くて立派なアパートをプレゼントしたのですが、その後この部屋が登場したとき、クローゼットに隠れたフィンチさんが、完全に武器庫になっているのを見て目が点になっていたのが忘れられません。
この二人の仕事場は廃図書館だったのですが、一度拉致から救うのにかくまった赤ちゃんが知らない間に抜け出して、リースさんの集めた銃や手りゅう弾をおもちゃにしていたときも、フィンチさんが怒るシーンが笑えました。
また、ニューヨークには5月に海軍の船がいくつも停泊して、街中が海軍の兵士や海兵隊員で溢れるフリートウィークというのがあるのですが、そのときの海軍軍人関係の事件解決後に、バーでリースさんがフィンチさんに、兵隊の気持ちがわかるようにと、「ボイラーメーカー」(ビールのグラスにショットグラス入りのウィスキーをそのまま沈めて飲むカクテル)を勧めていたシーンも印象的でした。
5年続いてだんだんと政府の陰謀とかAIの話になって行きましたが、他人を助けたいと被害者を助けるためにがんばるリースさんのアクションの見せ場はおすすめです。
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