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あなたは知っている?幻の毒薬たち!

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現代のように文化や技術が発展していなかった昔、医療には呪術的な一面が備わっていました。例えば「ムッシュ・ド・パリ」で有名なアンリ・サンソンは処刑人という家柄でありながらも医術のスキルを持っており、それを貧しい人たちに施していたそうです。

当時の感覚で言えば処刑人は村八分にされるのが当たり前ですが、不思議なもので、サンソン家が施す医術を嫌がる人はいなかったとされます。これはいわゆる魔で魔除けをするといった感性のせいだそうですが、いずれにしても昔の医療は混沌としていました。

特に古代ローマでは毒薬が横行しており、なんと毒薬の使用を禁ずる法律まで発令されたそうです。
今回はそんな歴史ある毒薬のなかでも「幻の毒薬」たちを紹介していきます。

目次

ボルジア家のカンタレラ

ボルジア家のカンタレラはイタリア貴族ボルジア家が権力を我がものにするため、邪魔な人間を暗殺するために用いた毒薬だと伝えられています。
名前の由来はイタリア語で「歌を歌わせる」から転じ、「金品をゆする」という意味だそうです。

そんなカンタレラの正体は未だに謎のヴェールに包まれており、日本にも自生しているチョウセンアサガオ説や腐敗臭の原因であるプトマイン説などがありますが、最も有力視されているのは砒素化合物説です。

まず殺した豚を逆さづりにし、その腸内に亜砒酸とブタの肝臓をすりつぶしたものを詰め込んで腐敗させます。腐敗してきたら、今度は液汁という液汁をかき集めて精製すれば完成です。
カンタレラが亜砒酸だとされる根拠は毒性が人を殺すには十分なほど強いこと、また量や毒を盛る経路によって効果が変わることが挙げられます。

しかしカンタレラは肝心の精製方法が変わらず、そのため今日に至るまで幻の毒薬となっているわけです。

狂気に至らしめるマンドラゴラ

ゲームや漫画などファンタジーモノならお馴染みのマンドラゴラは「マンドレイク」として実在しています。
「マンドレイク」はヨーロッパ地中海沿岸に広く分布している、ナス科マンドラゴラ属の多年草です。

ファンタジーや伝承の伝承の通りに、根の部分が人間に酷似しているおり、色や花が咲いた時期によってメスとオスに分かれています。
医療用として鎮痛薬や便秘薬などに使われていたものの、その強い麻痺性と神経毒は幻覚や幻聴をもたらすだけでなく、簡単に命を奪いかねないです。

そのため現代では用いられることはないものの、ハリー・ポッターシリーズなどをはじめ、様々なファンタジーに登場し、マンドラゴラと言えばその形状と引き抜く際に耳栓が必要なことが有名です。
日本では別名「恋なすび」と呼ばれているマンドラゴラは引き抜く際に恐ろしいうめき声と叫び声を上がると言われており、この声を聴いた者は発狂するか死ぬしかないそうです。

しかしそれにはからくりがあり、先述したようにマンドラゴラは根の形状が変わっているため、引き抜くには相当な力が必要で、そして引き抜いた際には細かい根を千切ってしまうため、その音がかなり大きいと言われ、それが叫び声の伝説になったようです。

※画像はイメージです。

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