今回は、あの名作もとい迷作ソフトを多く発表している旧バンダイより発売されたファミコンソフト。あの橋本名人こと橋本真司氏が携わった「ポケットザウルス 十王剣の謎」を紹介したいと思います。
これは当時、バンダイで発売されていたキャラクター文具シリーズである「ポケットザウルス」をモチーフにした、横スクロールアクションゲームアドベンチャー。
主人公のハシモトザウルスを操作し、悪のポケットザウルスであるサラマンダーを倒す事が目的となります。
ポケットザウルスの概要
ある日、突然に飛来したサラマンダーによって橋本名人はハシモトザウルスに変えられてしまい、元の人間に戻る為にタイムカプセルに乗って、様々な時代にタイムスリップしていくという壮大なストーリー。
ゲームは恐竜島の紀元前1億年からスタートし、ステージ2 紀元前2600年のエジプト、ステージ3 西暦5000年の未来都市、ステージ4 西暦1700年はなぜか妖怪魔境、神々の時代となるステージ5の紀元前1万年を越えて、最後のステージ6はサラマンダーのいる大帝宮ダーククリスタルパレス。
しかし、この作品は当時の子どもには、あまりにも難しい激ムズゲーム。
2〜4ステージはクリア時にランダムに選ばれ、どのステージに行くのかと予測できない面もあり、色々と苦労したものです。
高難易度なゲーム
特に最大の難関であるのがエジプトステージ。
このステージはこのゲームの中でも最長で、最大の難関であるピラミッド内部が複雑な迷路となっており、三つの扉の正解を進まなければ、同じ場所か最初に逆戻りにされてしまうかと、イジワルな仕様。さらには、ライフポイントをストローで吸い込んでいく厄介な敵キャラなど癖のある敵が多い
このステージがクリア出来ず、多くのプレイヤーが挫折した魔のステージでもあります。
そしてこのゲーム最大の謎である、サラマンダーの倒し方。
タイトルのある十王剣を集め、決められたポイントに置かなければ倒せない、あまりにも無理な仕様。ヒントを知っていても、当時の子どもには理解は出来ない、あまりにも難解なヒントと安易に攻略出来ないゲーム。
またゲームオーバになるとサラマンダーと対決できる謎の仕様もあり。これを倒せば勝てると思いきや絶対に倒せない、当時は子どもだった筆者は何度も倒そうと必死に頑張ったものですが・・・。
今もクリア出来ないでしょう
後に橋本名人が、フロントミッションはキングダムハーツなどの名作を手掛けたと知り、色々と複雑な想いを抱いたものです。
「ポケットザウルス 十王剣の謎」たぶん、今もクリア出来ないソフトなのかもしれません。
ポケットザウルス 十王剣の謎 (C) 1987 BANDAI
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