「パワポケ」で太平洋戦争? パワプロクンポケット2 戦争編

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あの野球ゲーム、パワポケからまさかの・・・一兵卒として太平洋戦争を追体験?する衝撃的なモードの登場

実況パワフルプロ野球、通称「パワプロ」において、優れた野球ゲームの地位を確固たるものとしたコナミがリリースしたのが「パワプロクンポケット」シリーズ。

GB系端末でのプレイを想定しているとあって、野球よりもシナリオに重点が置かれた作りとなり、それが後にシリーズ全体のウリにもなっていくわけですが、大ヒットした「1」に続き発売された本作は、当時の少年たちの度肝を抜きました。

野球ゲームなのに?

それは、野球ゲームなのに「戦争編」があったからです。

パワプロ君がタイムスリップをして戦時中兵隊として生きるハメになったという流れで突入していく補給兵としての戦争は、子供向けのゲームやオマケとしてはあまりにもリアルな描写が満載されており、そのために大きな話題を呼びました。

満州やインドシナ、フィリピンのあたりだと分かる人には分かる戦場で、ゲリラに襲われ、空から爆弾を投下され、赤痢やマラリア、黄熱病に悩まされる日々を延々と送ることになるのです。

任務を完遂しても内地での休息など与えられず、ヘタをすると補給線すら来ない状況の中、ギリギリで凌がねばならない緊張感、多くの場合、体力低下に病気が重なって死んでいくというリアリティ……、コメディとSDキャラの装いでも到底隠しきれないほどの重さが込められた描写の中で、思想性は一切見えないものの、ひどい現実を直面させられる構成になっています。

重みを感じるシナリオだった

本シリーズではその後も個性的なシナリオがいくつも登場しましたが、もっとも「重み」を感じるシナリオはこの戦争編をおいて他にはないと個人的には思っていますし、他の戦争SLGと比較しても、ここまで当時の歩兵のリアルが滲んでいる作品はそうそう見当たらないと思います。

野球ゲームのシリーズものということで、ファン以外は敬遠しがちなタイトルですが、この戦争編に関しては直接的な野球描写は皆無に等しく、まったく独立した作品として楽しむことが可能なので、戦争ものに興味があるなら是非一度プレイしてみることをオススメ致します。


いえぽぬ
最近は小説や漫画だけでなく、ゲームのレビューにもハマっています。

image credit:パワプロクンポケット2  konami
(C) 2000 KCE OSAKA
(C) パワプロクンポケット2  konami

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