ということで猟期末の手入れを終え、あとは「残弾処理射撃大会」というところでSARS-CoV-2の脅威が加速。
公共施設が軒並みクローズとなり、射撃場も当面の間休場。
結構、困っています
※装弾は譲受から1年以内に消費しなければならないことになっています。
そうこうしてるうちに、私の住む県が「緊急事態宣言」の指定を受け、制限がさらに厳しくなりました。
こうなると、アウトドアどころではない・・・なんて言わない!負けない!おっさんしぶとい!
ということで、ワタクシが持ってるネタの一つ、「事務用クリップを使って(簡易的な)圧力鍋を実現するはぅつぅ」をさらけ出すことにします。
これが皆さんのアウトドアライフに潤いを添えられれば幸いです。
はじめに(免責事項風な自慢)
簡易的な圧力鍋となります・・・加圧力も高くありません。
しかしながら、高地ビバーク経験のある方には通じる・・・と思ったり思わなかったりします。
準備(用意するもの)
特に特別な物を用意する事はなく、家庭にある道具で大丈夫です。
鍋
![](https://www.savag.net/wp/wp-content/uploads/2020/05/3362705_s.jpg)
圧力「鍋」ですので、鍋(っぽいもの)が無ければ成立しません。
今回は「蓋つき・ツバあり」のものを選んでください。
また、「圧力が逃げない」よう、「(蓋と鍋の)フチができるだけきっちり閉じる」ものを見極めてください。
※加工(ろう付け、はんだ付け、溶接)ができる方はぶっちゃけ何買ってもOKです。
クリップ
![](https://www.savag.net/wp/wp-content/uploads/2020/05/3385305_s.jpg)
鍋と蓋が挟めれば何でもOKです。
ある程度の挟み力があるものを選んでください。
写真に写っているタイプが価格もお手頃でお勧めです。
実践(やりかた)
![](https://www.savag.net/wp/wp-content/uploads/2020/05/022.jpg)
まずは準備として、鍋の蒸気穴をふさいでください。
圧力鍋ですから・・・
1) 鍋に汁と具を入れ蓋をする
煮炊きできるものならなんでも対応します。
お湯沸かすのもOK。
2)鍋と蓋をクリップでとめる
この時、クリップの数と位置で印加圧力が変わります。
鍋と蓋の合わせ具合にもよるので、何度か試して「お持ちの鍋のツボ」を探ってください。
3)火にかける
突沸注意。
こんだけ。
簡単すぎて眉唾ものですね。
実証(おうちでもできるもん!)
自分でも胡散臭いと思いますので、実験画像をUPしておきます。
※アタック装備は狩猟小屋に置いてあるので、家にあった鍋をカスタマイズして利用しました。
※それなりに使ってきた鍋でして、結構変形しています。
※無許可改造の結果、かみさんに怒られたのは秘密です。
![](https://www.savag.net/wp/wp-content/uploads/2020/05/002.jpg)
まずはノーマル。
蒸気穴をボルトナットとOリングで塞いだだけの普通の鍋です。
こちらでお湯を沸かすと、おおむね摂氏100度で安定します。
![](https://www.savag.net/wp/wp-content/uploads/2020/05/012.jpg)
次に、小さめのクリップを3個使って蓋を留めたもの。
この場合は摂氏101度で安定。
沸点が1度上がっています。
こちらはカスタム試験機で、蓋のフチにパッキンを付け、クリップを普通サイズ4個にしたものです。
沸点はおおむね摂氏102度、時々103度をさすこともありました。
総括(まとめ)
![](https://www.savag.net/wp/wp-content/uploads/2020/05/021.jpg)
実証実験の「パッキン」入りですが、元が変形していたためそこまでの効果は無かったようです。
私が普段使っているのは、変形の少ない(ちゃんと修正してある)ステンレスコッヘルでして、そちらのほうが蒸気の吹き出しが力強いと感じました。
標高1000メートルだと、気圧はおよそ900hPa、水の沸点はおよそ97度になります。
調理の際はこの3度がかなり効きます。
山行って喰う飯をもっと旨く!と思ったことのある方、試していただいて、感想をいただけると嬉しいです。
以上です。
それでは、これにて御免!
どんな事でも感想を書いて!ネガティブも可!