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中国軍機による挑発行為!公式には日本政府は認めていないという報道?

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2019年8月19日、一部の報道で同年5月下旬に東シナ海で中国軍機による海上自衛隊・護衛艦への挑発行為があったことが報じられました。

報道によれば、東シナ海のガス田周辺の公海上において航行中であった2隻の海上自衛隊の護衛艦に対し、中国軍の複数の殲轟7(JH7)戦闘爆撃機がこれを標的と見做して戦闘訓練を行った模様で、搭載する空対艦ミサイルでの攻撃を模した恣意行動を行ったと伝えられています。

火器管制レーダーの照射までには至っておらず、航行中であった2隻の護衛艦は中国軍機の行動をその場では察知できていなかったものの、自衛隊の電波傍受を担当する部隊が中国軍機の無線交信でその意図を傍受しており、現場海域の情報と照らし合わせた結果、護衛艦を標的に見立てていたことが判明したとされています。

■JH-7 (殲轟7 / 歼轰7)
FBC-1 Flying Leopard
Dmitriy Pichugin [GFDL 1.2 or GFDL 1.2], via Wikimedia Commons

公式に日本政府がこの事実を公表していないのは、自衛隊の電波傍受と分析能力の秘匿という側面があるとされており、表だった抗議などには発展していない模様です。
しかしこの情報から海上自衛隊と航空自衛隊には更なる監視体制の強化が指示されたとされ、東シナ海での緊張が増していることが窺えます。

因みに今回事を起した中国軍機ですが、殲轟7(JH7)戦闘爆撃機と報じられています。調べて見ますと中国が独自に開発した機体ですが実装可能な兵装の少なさや、構造上の問題も指摘されている戦闘機で、既に新型の機体も導入されている旧式機のようです。サイズ的にはF-15戦闘機とほぼ同等の大きさであり、驚いたのはその機関部です。ロールスロイス社製のものをライセンス生産した機関部を搭載しており、最高速度はマッハ1.7程度と見られています。

不勉強で中国がロールスロイス社製のジェットエンジンをライセンス生産しているとは知りませんでした。武器輸出等の規制はこうした分野では行われていないという事でしょうか?ヨーロッパ諸国が割と中国寄りな姿勢である事に少し納得が行く様な事実に感じられました。

只、火器管制レーダーを使用しなければ、所謂引き金に手を掛けた事にはならないとも言えるので、電波傍受の秘匿とは別にどこからが抗議可能な事案となるのか難しいのかも知れません。

※画像はイメージです

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