福岡に長年住んでいる私が訪れた、福岡で有名な心霊スポットを紹介します。
福岡という町には
昔、福岡には多くの炭鉱町がありました。北九州に工業地帯があるのは、福岡に豊富な石炭があったからともいわれています。
有名なものは三池炭鉱と田川の炭鉱町でしょう。どちらも私が物心ついたころには廃坑になっていましたが、なんとなく荒々しい街の雰囲気が残っていたのを感じ取っていたものです。
そして福岡の田川という町は昔は大きな炭鉱町だったのですが、炭鉱業が下火になると過疎化していき、空き家などが多い町だったのです。
さてこのお話は
この話は20年以上前、まだ私が学生の頃の話ですが、当時、肝試しに行くスポットとして、田川にある総合病院が幽霊が出る評判となっていました。今だと考えられませんが、そこはまるで本当についこの間まで人がいたように備品などが、そのままの状態で残っている廃病院でした。不法侵入にあたるのかもしれませんが、夜になると肝試しに来る若者でいっぱいだったのです。
そこには、ホルマリン漬けなどもそのまま残っており、注射器や薬品の瓶が棚などから落ちて割れているものもたくさんあり、ベッドもそのままで残っていたので、誰かが住んでいたりしてもおかしくないような気がして、違う意味でも怖かった覚えがあります。
友達と数人で
その時私は、夜に数人で懐中電灯の明かりを頼りに入っていきました。受付らしき所が荒れていて、肝試しで来たのであろう人たちの落書きでいっぱいだったのを覚えています。病院の中は荒れていて、足元はガラスが割れていたりして危なく、スニーカーで来ていたので、私は足を切らないようになんて思ったほどです。
2階も相変わらず落書きだらけで不気味。私たちは怖くて行きつかなかったのですが「外科が一番怖い」と評判だったようです。なんでもそのまま残されたメスがポルターガイストのように襲い掛かり、手術室の部屋が血まみれだとか。
私たちは、度胸が無く肝試しだけで終わりでしたが、他にも噂があり、どんな些細な物でも病院の中のある物を持ち帰ると、「返せ」と夜中に催促の電話がかかってきて、期日までに返さないと変死してしまうと言われていました。
病院の最後
この病院は自己破産により差し押さえられが廃墟になり、カルテが散乱していたのが問題になって取り壊され、今では別の施設になっていると聞いています。
精神病院跡らしいのに、手術室やホルマリンがあったのがちょっと不思議な感じがします。
※画像はイメージです。
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