歴史上、技術や発想を駆使して様々な銃が開発されていきます。
そのなかでもとりわけ可笑しい珍銃を紹介します。
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ダックフットピストル
「ダックフットピストル」この銃は19世紀に開発された、形状が「アヒルの足」に似ているのでこのような名称がついております。
複数の相手を倒すのに有効なように銃身が4つもついているというのが、この銃の利点なのですが、しかしいざ戦闘になると、正面を向いた相手に着弾できる銃口がなく、正面にいる相手には効果がなかったという、本末転倒な欠点のあるピストルです。
その使い勝手の悪さからなのかFPSやシューティング等のゲームで、ほとんど見かけることがなく不遇な銃だと思います。バイオハザードやグランドセフトオートなどで、使い勝手の悪いネタ的な武器として登場させても面白いのでは?と思うのであります。
ちなみにこれと同じ発想の銃が、架空のステージガンとして、日本の時代劇「三匹が斬る!」で悪代官が17連装火縄銃として使用され、他にも漫画で、山口貴由先生の作品「衛府の七忍」で「チェスト種子島」のセリフと共に18連装斉射銃が使用されました。
八連発式火縄銃であれば、実物が熱海にある「熱海城」に展示してあり見学ができるようです。(17/11月現在で未確認情報です)
icon image: Flintlock “Duckfoot” 4-Barrel Pistol, 1780
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コメント一覧 (1件)
初めまして。
「語り継ぐ」の方に寄稿させて頂いている、MKと申します。
私も珍銃大好きで、タイトルに飛びついて読ませて頂きました。
私の一押はベタですが、『アパッチ』です。
こちらの『ダックフット』、初めて知りました。
見るからに脆そうで、命中させられるか以前に、撃った本人が大怪我しそうですね。
でも複数の敵に複数の銃口で対処するとの考えは、間違いなく後世に受け継がれているわけですし。
発案者は連発銃が発明された時代に生まれるべきだった、早すぎた天才だったのかなぁと思ってしまいます。
興味深いネタを有難うございました。