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なんで目の前を人が横切ってるの?

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なんで目の前を人が横切ってるの?

15年ほど前でしょうか?
仕事から帰ってきて部屋でくつろいでいる時、心の中で言ったセリフです。

目次

疲れ目?かすみ目かしら?

当時の私は遅番シフトで働きながら、休みの日は夜のお仕事を掛け持ちし、ネットオークションでお小遣稼ぎをするという割と忙しい生活をしていました。
住んでいる実家は、山の中の一軒家で知っている人からは「ハイジ」と呼ばれ、街灯すらないので夜は毎日が肝試しの感覚です。
仕事から帰ってきてゆっくりできるのは深夜12時以降が当たり前で、寝るのは明け方という不健康を過ごしていました。

ある日の深夜、いつものように深夜番組をみながらボーっとしていていたのですが、急に目の前に霞みのようなものがかかって、テレビが見えにくくなったことがありました。
活動時間が夜間の方が良いので、疲れ目?かすみ目かしら?とその時はその程度だったのですが・・・。

楽しむ余裕さえ

それからというもの同じ時間帯に、霞みのようなものが目の前を覆っていくようになっていったのです。
最初のうちは、ただボンヤリするだけで疲れ目の症状だったのですが、日が増すごとに霞のような物が酷くなって、最初はすぐ治まっていたのに、どんどんと時間が長くなっていきました。

30分近くも見えなくなって流石に医者に行かなきゃな・・・と思った頃、少し目を凝らして見ると人や動物たちが一列になって、目の前を歩いて横断しているように見えてきたのです。
私は幽霊などの存在を信じておらず不思議と怖くもない、何かをされるわけでもないので、「あれは江戸時代のお侍?」「お、今日はタヌキもいる!」「見たことない動物」と楽しむ余裕さえもありました。

ある時、霊感があるという友人が遊びに来た時に異変を感じ、調べてみれば「霊道」と呼ばれる現象が起きているというのです。
「霊道」とは、霊が移動したり成仏する時等に自然とできる道らしく、それがたまたま私の家を重なったらしい。
それほど気にしなくても良いようなのですが、「闇にのまれないように」と注意を受けていて、自室に置く塩やアロマなどもアドバイスされました。

突然のおしまい

始まりも突然なら終わりも突然やってきます。
ある日を堺に何事もなかったかのように起きなくなったのでした。

あれは何だったんだろう?と思っていたとき、母が「裏山の工事が終わったみたい」と話しかけてきたのです。
帰宅が夜遅いので、工事をしていたことを知らず、日中に近所の景色を眺めることも少なかったので全く気が付かず、道路の工事で森林の伐採とその周辺にある地主の墓を移動していた事を知りました。かもしれません。
霊道を見るなんて、とても貴重な経験をしたような気がします。

※画像はイメージです。

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