ある日のこと、小学生の子どもが「れいぞうこにおばけがうつってる、こわい」と言い、眠れないからと私の布団に入ってきました。
冷蔵庫は私の祖母の家から譲り受けたもので、祖母はその頃亡くなったばかり。
通夜葬式で親戚がもめて、心も落ち着いていない時期ではあったのではありますが・・・。
見えてしまった!
なんと!冷蔵庫の下のドアの鏡のような部分におかっぱ頭で赤い着物を着た古い、日本人形のような女の子が写っていました!!まわりになにかがあって反射して写っている訳でも無いし、テレビやスマホやパソコン画面にも何もそのようなものが写っていない状況です。
でも、わたしも見えてしまっているのです。
子供になにか写っていることを伝えると、もっと怖がると思って「なにもいないよ~」と、見えていることは黙っていました。
後に、見えたものを子供が絵にかいたので、それを見ると私が見たものと同じ女の子だったのです。
その女の子の髪形や姿は昔祖母の家で見た、小さな頃の父と叔母の写真の叔母の姿にとても似ていて、なにか念のような物が写っているのかと思います。
不気味な冷蔵庫
その冷蔵庫はそれほど古いものではないのに、いつもとても激しい音を立てて振動し、隣にある食器棚のガラス面をがたがたと揺らします。不気味だなという印象とともに暮らしていました。
思えばその冷蔵庫が来てからというものの、とてもついていない日々も続いていたように思います。
その叔母が、祖母宅にいた時に「冷蔵庫はどこにいったの?貴方のの家?〇ちゃん(わたしの弟)の家?」と、しきりに私の母に問い詰めていたことを聞いていました。
その冷蔵庫は、叔母の家族と私の母が一悶着あって購入したもので、私自身はその冷蔵庫を半ば無理やり譲り受けたかたちでした。
人の怨念とは凄まじい
人の怨念とは凄まじいものなのだと思い、ものにも念が入ったり写ったりするものだということを体感したことでした。のちに、この冷蔵庫は、回収業者に依頼して破棄しました。
今はその冷蔵庫よりも色が白いものを新品で購入しましたが、未だ何かが写ることなどは起こっておりません。
※画像はイメージです。
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