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カンボジアのトゥールスレン虐殺博物館での体験談

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カンボジアのトゥールスレン虐殺博物館をご存じでしょうか。
約50年前、カンボジアがポル・ポト政権時代に使われていた政治犯収容所で、多くの人が政治犯として収容され、ほとんどが無実にもかかわらず厳しい拷問により命を落としました。収容された約2万人の内で生還したのはたったの8人しかいなかったのです。
今ではその惨劇を後世に伝えるために博物館になっています。

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博物館での体験

私が友人と訪れた時のお話をします。
私は以前から心霊体験をしていることからあまり気乗りしませんでした。その日は30度を超えとても暑かったですが、中に入ると、その熱気が嘘のようにひんやりしていました。

気のせいかな?と思いながらも、拷問を受けていた部屋に入った瞬間、「ビン」と脳天を打つような感覚に襲われました。
前を行く友人に声をかけようにも、体が固まり声が出ません。視界はドンドン狭まってきます。空気が涼しい・・・というより冷たさを感じるくらいになりました。
やばい、この状態から抜け出さなきゃ、と思った瞬間、係の人が私の手を引っ張り「どうしましたか?」と声をかけてくれ、何とか呪縛を逃れることができました。

ちなみに前を行く友人はずっと後ろからシャツを引っ張る感覚があり、てっきり私が引っ張っているのかと思っていたそうです。

よくある事らしい

係の人に話すと「たまにそういう体験をする人がいます。そういう人は見ればわかるので注意しています。不自然に止まっている人がいたら体をゆするようにしています」とのことでした。
そのような現象が起きる原因はわかりませんが、なんとなく、そこで拷問を受けた人々の怨念がそうさせたのでしょうか?

一つ確実な事は、収容所として使われていた当時、ほぼそのままの状態で建物や拷問器具や亡くなった方の写真が展示され、想像以上に物々しくかなり憂鬱になる博物館であるのです。

※画像はイメージです。

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